おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

自然科学

神奈川県立生命の星・地球博物館

博物館は四時半で閉館だというのに、お昼を食べ終わったのがニ時半!ここから博物館までは徒歩15分程度。歩くかタクシーか。う〜ん、そこは旅行だもの、知らない土地を歩くのも一興。川に沿って景色を見ながら博物館を目指すことにしました。 「やー、釣りし…

ネアンデルタール人との交雑について

先日、ノーベル医学生理学賞が発表され、スバンテ・ペーボ教授の受賞が報道されました。 ペーボ教授の業績は、絶滅した人類のゲノム解析を行い、現生人類(ホモサピエンス)は、ネアンデルタール人やデニソワ人と交雑していたという証拠を示したというもので…

ミミズにビックリ

昨夜、録画しておいたEテレ『サイエンスZERO』をみました。17日放送分です。テーマはミミズでした。夕飯を食べながらみたのですが、ちょっと後悔しました。というのは、想像を超えたショッキングなシーンがあったからです。 ミミズに関しては、私は割合平気…

ダイヤモンドと鉛筆

昨夜、NHKBSプレミアムで『刑事コロンボ』をみました。その中でコロンボが容疑者に向かって言った次のセリフに、「えっ」とビックリ仰天。 「あなたはダイヤモンドは燃えないと知っていた。だから遺体の喉にダイヤを押し込み、火葬した。そして、灰の中…

「しっぺ返し」と思うのは杞憂であってほしいものだ

何日か前にネットのニュースで、「オーストラリアでネズミが大発生。農業に深刻な被害」というのを読んだ。 昨夜、テレビの『サイエンスゼロ』という番組で、「120年に一度の竹(ハチク)の開花が始まった」というのをみた。その番組を見ながらずっと、上…

樟脳(しょうのう)の匂いを私は知らない

樟脳って、昭和世代には懐かしい響きですよね。でも、本物の樟脳って、実はなじみが無いんじゃ無いかな、そんな風に思いました。突然ですが。 衣類の防虫剤としてハッキリと記憶にある「樟脳」という言葉。でも、それは案外私達の親世代(戦前生まれ)が使っ…

玄武と羽衣

少し前に、NHKで放送された『ブラタモリ』という番組で「へえ!」と思った事がありました。訪れた地は兵庫県の城崎(きのさき)温泉でしたが、その地に関連して同じ兵庫県豊岡市にある国の天然記念物の洞窟、玄武洞が紹介された時でした。 玄武洞 - Wikip…

リンゴには驚かされることばかりだ 2の続き

「一日一個のリンゴは医者を遠ざける」というイギリスの諺があるそうですが、最近の私は一日一個以上、食べています。元気です。 以前にも書きましたが、私は「千秋」という品種が大好きで、お手伝いに行っている知人からたくさん頂いたので、柔らかくならな…

リンゴには驚かされることばかりだ 2

この記事のカテゴリーは「自然科学」です。ちょっと難しい内容で、しかも、自分でもちゃんと正しく理解できているのか心配も少々。間違っているところがありましたら、ご教示頂ければ幸いです。 難しい話の前に、こちらの、ちょっと驚きの写真をどうぞ。 「…

三毛猫のオスはとても希少

最近DNAについて書いたりしていますが、今日も知ったかぶりで書きたいと思います。きっかけはこちらのパンです。 可愛いでしょう。こちらのパンについては下の過去記事でどうぞ。 chokoreitodaisuki.hatenablog.com 久しぶりにこの「ネコネコ食パン」を食…

そう言えば、ミョウガの種って見たこと無い

下の写真をご覧下さい。偶然ウチにあったものなんです。 バナナ、シャインマスカット、ミョウガ。 ネットで調べ物をしていて気付いたのですが、この三つには共通点があるのです。それは、「種が出来ない」という点なのです。 私は無職なんですけど、社員(シ…

調べて、知識がつながる面白さと心強さ

先日知人のところで彼岸花を見せて貰った、という記事を書きましたが、その時、知人から「この花の名前、分かる?」と尋ねられ、見せられた花がありました。その時は「分からないです」とあっさりお答えして終わったのですが、なんとなく気になり、家に帰っ…

ミトコンドリア・イブは誤解されがち

昨日の続きです。 NHK・Eテレの『575でカガク!』という番組で、次のような字幕がありました。 ミトコンドリア・イブ(ミトコンドリアDNAによって割り出された人類の祖先といわれる女性) ミトコンドリアDNAというものは母親からしか伝わらない…

酔桜(すいざくら)?

芙蓉という花がありますが、その一種に酔芙蓉(すいふよう)というものがあります。朝は真っ白に咲いた花が、日中だんだんピンク色を帯びていって、夕方にはすっかり桃色に。その様がまるでお酒によって頬を赤く染めているかのようだということで、その名が…

アクリル毛糸でタワシを編んでみた

何年か前、アクリル毛糸で編んだタワシが大流行した、という事は知っています。私は編み物は多少出来るのですが、その頃はあまり「タワシ」には興味が無かったので(今も無いですが)、へーっと思いはしたものの、特に画像をググったりもせず、無関心でおり…

「ようだ」「せいだ」「あせいだ」

タイトルの意味が分かった方、通ですね。どの位の通かというと、蛇(じゃ)の道は蛇(へび)、と言うぐらいの通っぷりですな(意味不明)。 昨日、ウォーキングの催しがあり、岩木山麓を6㎞ほど歩いたのですが、途中、桜林公園という所で小休止をとりました…

犬もネオテニー(幼形成熟)だったなんて!

下の過去記事をちょっと訂正したいと思います。 chokoreitodaisuki.hatenablog.com 記事の中で、次の様に書きました。 子犬が成長するにつれて鼻先が伸びて「大人の犬」の顔に変化していくのに比べ、猫の丸い顔は、子猫から大人の猫になってもほとんど変化が…

人間もネオテニー(幼形成熟)だったなんて!

今日の記事は、カテゴリーこそ「自然科学」としましたが、中身は全くの「思いつくままエッセー」です。ですので、中身を鵜呑みになさらず、軽い気持ちでお読み下さい。(ハッキリ言うと、文責は取らないよという最初からの予防線というか、逃げ宣言です) 昨…

人類はご飯をもりもりと食ってはならなかったのだ!(NHKスペシャルがそう言ったもん)

ちょっと目についた、よそ様のエントリーのタイトルを、ちょっと拝借。 ちょっと関係ない話を一回するのですが、私は自分のブログのことを「拙ブログ」と表現しています。それでいいだろうと、思いこんでいました。でも、私以外にこの言葉を使っている人は知…

「NHKスペシャル 人体Ⅱ」を二回視た

5日に放送された『NHKスペシャル人体Ⅱ 遺伝子(1)』を録画していたんですが、昨日視まして、良く理解できなかったので、今日もう一度視ました。 二回も視たということでお分かり頂けると思うのですが、とても興味深い内容でした。真剣に視ました。途中…

祝 私のブログ一周年!

先月、息子その2が沖縄旅行に行きました。出発前のメールのやり取りです。 私 「ハブに気を付けてね」 息子 「マングースの着ぐるみ着ていくわ。あっ、逆効果か」 ハブの天敵マングースと言えば、昭和世代のみならず広く平成世代にまで知れ渡っているのです…

「反復説」について

「個体発生は系統発生を繰り返す」というフレーズは、聞いたことがありますか。私は高校時代(40年前!)の生物の授業で習ったと記憶しています。 一つの受精卵が一つの生物として誕生するまでの過程を、「個体発生」と呼びます。これに対して、それぞれの…

「窒素」の蘊蓄

今日は「窒素」についての蘊蓄を披露したいと思います。 「窒素」の「窒」の字を使った熟語と言えば?と聞かれれば、ほとんどの方が「窒息」と答えるのではないでしょうか。なぜ、「窒素」の「窒」は「窒息」の「窒」なのでしょうか。 窒素はドイツ語で Stic…

「純」と「真」 2

昨日に続いて、「真」の巻です。 「真社会性」が今日のテーマです。この言葉はEテレの『サイエンスゼロ』で知りました。 「社会性昆虫」という言葉は聞いたことがあるかと思います。あるいは、聞いたことはなくても、なんとなく想像がつくのではないでしょ…

水は異常液体

2月の異名、「如月」とは、あまりに寒いので、「着、更に着る」が語源だという説が有力だそうです。 私の故郷は、本州最北端の下北半島にあり、津軽海峡に面しているのですから、どれ程寒い土地であるか、字面からでも十分おわかり頂けるかと思います。 故…

リョコウバトの絶滅

日曜夜、Eテレ「サイエンスゼロ」を見ました。 番組では小笠原諸島・西之島の噴火が紹介されました。2013年11月、突然噴火した西之島は、隣にあった旧西之島のほとんどを飲み込んでしまいました。溶岩が島を覆い尽くしました。旧西之島は鳥たちの楽園…

コロイドの話 2

コロイド溶液という言葉は聞いたことがありますか。液体の中に、微粒子が散らばっているものをそう呼びます。非常にざっくりとした説明ですが。 具体的なものとしては、牛乳、インク、塗料、泥水などがあります。これらのコロイドの中には、疎水コロイドと呼…

コロイドの話 1

中学校の理科で「チンダル現象」って、習ったと思うんです。具体的な例として、ホコリに光が当たると、散乱によって、光の通り道が帯状に見えるってヤツです。 私の通っていた中学校の階段の踊り場に、丁度いい具合に光が差し込んで、いつもホコリがキラキラ…

クローン猫の不思議 2

昨日の記事は、下のような思わせぶりな終わり方でした。今日は続きですが、難しい内容になりそうな予感。覚悟して読んで下さい。 さて、この後、番組ではいよいよ、クローン猫が紹介されます。クローンの元になった猫、親猫と呼ぶことにします。まず、親猫の…

クローン猫の不思議 1

だいぶ前に、NHK・Eテレの「サイエンスゼロ」で紹介された、クローン猫の不思議が大変印象に残りました。 まずその番組の冒頭で、いきなりの「驚き」を与えられました。 なんで今まで気づかなかったんだろう? どうしてそれを不思議とも思わず50年以上生…