おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

投資の話にいっちょかみしたい

今週のお題「勉強していること、勉強したいこと」

 一丁噛み(いっちょかみ)って言葉、大阪の芸人さんがテレビでちょいちょい使われるので、いつの間にか覚えてしまった言葉です。

 「何にでも口を挟む人」というような意味だそうで。

 私じゃん!

 子供の頃から知識欲旺盛な方だったので、色々と、広く浅い知識はありました。加えて、おしゃべり好きという天賦の才(?)に恵まれていたのですから、いっちょう噛まないわけが無い。そのため、人に嫌がられたり、余計な一言で失敗したりと、まあ、穴があったら入りたい人生でした。

 ところが、ここにきて妙に口数が少なくなったような気がするのです。(標準的なおばさんレベルかな)

 理由は色々考えられますが、一つ思い当たるのは、最近の話題についていけなくなっているということです。

 知識欲・好奇心が低下して(自覚あります)、本も読まないし、ニュースもみない。ネットで調べ物をするのはブログネタを確認する時だけ。こんな毎日では世間の話題に口をはさむ力がない。このままでは、口数の少ない、物静かで上品でお綺麗なおばあさまになってしまいます。いいのか?それでいいのか自分?

 

 お正月の事です。夫と息子達が新NISAの話をしていました。あと、iDeCoとか。残念ながら、具体的な景気のいい話は聞かれませんでしたが、夫はともかく、息子達までそれなりに話していて、私は孤独でした。話に入りたい、いっちょかみしたい!せめて、ふんふんと、本心から興味深げな聞き役になりたい。そのためには、投資の知識を身に着けなければ。

 そして、投資の話題だけではありません。取りあえず、私は息子二人とその友達と、結構若い人と話す機会はあるわけです。その際、「どうせ分からないだろう」と侮られるより、「出た、いっちょかみババァ」と思われたいのです、私は。

 そこで、今週のお題「いま勉強したいこと」は、投資についてです。自分で実際に投資をする事はないかもしれませんが、話題には加わりたいのです。まさにいっちょかみですね(笑)。

 話はお正月の事に戻ります。私以外の三人の会話になんとか加わるべく、私が使った武器は勿論ダジャレです。

 iDeCoの話題のタイミングに合わせて、

息子その2はよでこ(津軽弁で末っ子のこと)ね」

 と口を挟んでみましたが、結果は撃沈。息子達は『よでこ』という津軽弁自体を知らなかった可能性がありますが、夫にまで無視されました。

 おのれ〜男共。今に見ていろ、投資にめちゃくちゃ詳しくなって一目も二目も置かせてやるからなと、投資の勉強に闘志を燃やすのでした。では。

ついに買ったわ、キャベツ

 何もかもが高い!今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。私は野菜の高騰に度肝を抜かれる毎日です。

 12月の頭だったと記憶しているのですが、弘前市唯一のデパート『さくら野』の食品売り場で、キャベツ一玉800円というのを目撃いたしました。キャベツ一玉がトンカツ一枚より高いなんて!おかしいでしょうが!いくらデパート価格とは言え。

 などと憤っておりましたが、その後スーパーで目にするキャベツも500円以上が当たり前。ああキャベツ、あなたはすっかり雲の上の存在になってしまったのね。

 

 「キャベツが高いなら、他の野菜を食べればいいじゃない」

 ということで、なるべく安い野菜を探し探し、少ないお料理レパートリーでやってきたのですが、不思議なもので「キャベツが高い」となると、逆にキャベツが気になってしまって。ついつい値段を見ては、「やっぱりやめよう」と苦渋の決断の日々なのでした。

 先週の土曜日です。『虹のマート』という弘前市ではちょっと有名な市場へ行きました。

 「あら、マガレイが450円、安いわね」

 『虹のマート』は親切が売りで、

 「頭落としますか?半分に切りましょうか?はいお待たせ」と、後は煮付けるばかりの状態で渡してくれるのです。

 その後、八百屋さんをじっくり拝見。キャベツ発見。500円か。マガレイよりキャベツが高いなんて、ちょっとへそマガレイな値段じゃない?でも外葉もついた大玉だから、これはお買い得かも。

 「地物が入ってきました。だいぶ値段下がりましたよ」

 八百屋のお姉さんの柔らかいお声に背中を押され、買うことに。久々のキャベツ一玉買い。ちょっと興奮しました。本当に。帰宅するなり、息子に「キャベツ買っちゃったー」と告げたほどです。

 500円のキャベツ、無駄を出してなるものか。昨夜は青々とした外葉を丁寧に洗って炒め物にしました。歯ごたえのある炒め物、なかなか良かったです。

 今日の夕飯には、芯で何か作ろうと思っています。皆さんはキャベツの芯は食べてましたか?私は捨てていたんですよ。においが気になるので。ところが、ネットで調べてみたところ、キャベツの芯の気になるにおいは加熱し過ぎると発生するそうで、そこさえ気を付けて調理すれば、十分美味しく栄養豊富な一品になるとか。ネットで美味しそうなレシピを探して頑張ってみようと思います。

 最近は、ネギの硬く青い部分や大根の皮など、以前はボイっと捨てていたところも「貴重な野菜」と、大事に食べるようになった私です。物の値段で「もったいない」を判断するのも、さもしいなあとは思うのですが、結果、物を大事に、多少は節約にもなっていると思えば、大変宜しいかと思っています。

 ベジタブルを無事食べる、当たり前に思っていることも実はありがたい事であると、物価高から学ぶこともあるものですね。では。

手編みの醍醐味

 先ずはこちらの過去記事ですが、

chokoreitodaisuki.hatenablog.com

 

 記事の最後に「毛糸がかなり残ったので何か小物を編む予定」と書きました。その完成した小物を二つ、紹介したいと思います。

 左の小さいのは「襟」、右は「ケープ」です。どちらも最初に完成したセーターに合わせることを前提に作りました。

 セーターはクルーネックです。これに先ほどの「襟」をかぶりますと、

 あ〜ら凄い!タートルネックセーターに変身。

 それにしても、10月に「これから小物を編みます」みたいな事を書いておきながら、今頃完成のご報告をするなんてまさしく亀の歩み、タートルネックだけに・・・。

 えーと、更にですね、ケープを着けますと、

 まあ素敵!なてんて個性的なんでしょう。

 

 手編みの楽しさ・魅力は色々ありますが、こんな風に毛糸を活かして既製品にはないオリジナルな楽しみ方が出来るところ、これぞ手作りならでは、醍醐味というものではないでしょうか、自画自賛ですが。では。

ハイカラなベスト完成

 1年前に2色の毛糸を組み合わせてカーディガンを編みました。ブログで紹介済です。↓

 このときの白と黄色の毛糸が一玉づつ残っていて、何かに使えないものかと徒然に考えておりました。 

 そんなところに、モチーフ編みの素敵なベストの編み図を見つけまして、これだ!と思ったわけです。

・本のデザインは白黒だけれど、私は白、黄に紺色を合わせよう

・メルカリで紺色の毛糸6玉、格安で発見

・足りないのは分かっているけれど、どうにかなるさ、えい、買うぞ

 

 届いたのは紺と青の中間のような、少しクセのある色味でした。早速編み始めたところ、モチーフ1枚が大きいのでスイスイすすみ、そうなると面白いのでますます夢中、編みに編む。

 ところがやっぱり紺色毛糸が足りなくなりました。手芸屋さんをあちこち回ってみたのですが、同じような色が見つからない。最終的には、微妙に違う紺色だけれど、袖と裾に使えばいいかと自分を納得させて購入し、どうにか完成させました。

 

「そんなベスト着てる婆ぁ、見たこと無いぞ」

 というのが息子その1の意見です。そりゃそうでしょう。オリジナルの配色で、しかも紺色糸なんか、手持ちのあり合わせも動員した結果、場所によって少しづつ色味が違うという世界で一つだけのベストなのですから。

 では、ご覧下さい。

 このベストは前後が同じ形なので、反対側を前にして着用しますと、

こうなるのです。どうです?ハイカラでしょ?

 ただね、試着してみたところ、問題が一つあるのです。襟が高すぎるの。しかも手持ちの古いガサガサした紺色糸で編んだ部分なので、硬いの。アレンジして、もっと低い襟にすることも可能だけれど、でもこのデザインはこの高い襟が素敵なのよね〜。

 ハイカラとは「high collar」の略ですが、文字通り襟の高いこのベスト。このまま頑張って着るのがいいか、直して着やすくするのがいいか。ベストな選択に悩むところです。では。

大人だから、話しかける

今週のお題「大人だから」

 今週のお題が「大人だから」なので、タイトルに「大人だから」と書きましたが、正しくは「おばさんだから」でしょうね、誰にでも平気で話しかけるのは。

 私はもともと人見知りしない質で、誰にでも普通に話しかけることが出来る人でした。そこに、加齢による見た目の「おばさん化」という武器が手に入り、ますます人に話しかけやすくなったのです。

 少し説明しますね。

 いくら私が平気で他人に話しかけることが出来る人間であっても、そう言う人間は、現代においては他人から警戒されるという事は分かっています。

 ところがですね、いわゆる「おばちゃん」になりますと、相手の警戒心は緩みがち。特に、おばちゃん同士となりますと、そこはもう魚心あれば水心。「ただ話したいだけなのよ」と、瞬時に分かり合えるのです。結構な確率で。(たま〜に、怪訝な顔をされることもあり、てへ)

 

 一昨日、ドラッグストアの野菜コーナーでのことです。並ぶ野菜がどれもあまりにも高くて、ちょっと手を出しかねていました。同じようにキャベツの前で迷っている風情のご婦人発見。私より年上とお見受けしました。すかさず、一声。

 「キャベツが500円って、恐ろしいですね」

 「ええ、何もかも高くて」

 旧知の仲のように自然に言葉を交わし去っていく見ず知らずのご婦人。

 私はなおも野菜の棚を前に迷っていたのですが、すぐ後ろから話し声がしました。反射的に振り向きますと、やはりご高齢のご婦人が一人、白菜のコンテナを見ながら話していたのです。

 「すごいの。恐ろしいの。ほら、白菜の外葉、いつもなら捨てるところ。あれがね、4枚ぐらい袋に入って、100円なのよ!」

 その方は私に話しかけたのではなく、スマホで誰かと話していたのでした。いつでもどこでも、目から入った情報は口から出したい、それがおばちゃん。

 『物言わざるは腹ふくるるわざ』とは兼好法師ですが、『物言うのに腹ふくるる』のがおばちゃん。でも『物言う』方が健康的よね。大きな声で耳障りなおしゃべりをするのは慎みたいですが、気さくにユーモラスに人に話しかける、私の健康法の一つとしたいです。何気ない会話もストレスの発散になりますからね。

 そう言う意味では、挨拶も会話の一つですね。心がけたいです。そして、夜の挨拶は勿論、

 「オバンでございます」ですね。では。

梅津栄さんとおじゃる丸

 梅津栄(うめづさかえ 1928〜2016)さんという俳優さんはご存知でしょうか?お名前を聞いてピンと来なくても画像検索でお顔をご覧になれば、「あー分かる。良く時代劇でお公家さんの役とかやってた人だ!」とお分かりになるかと思います。

chokoreitodaisuki.hatenablog.com

 上の過去記事で、沖縄の有名な『海人』Tシャツの画像をあげていますが、この『海人』の文字を書かれたのが、書家としての顔も持っていた俳優・梅津栄さんなのです。私はそのことは、ぼんやりとですが記憶にありました。でも、ブログを書く前に一応正確なところを知らべておこうと、ネットにあたってみたのです。

 私の記憶も満更ではなく、やはり『海人』を書いたのは梅津栄さんで間違いないようです。そして、更に驚いたことに、この『海人』だけではなく、ある有名なセリフ回し(?)もまた、梅津栄さんによって生み出されたものだということを知りました。

 「これ読者、そちはなんだと思うかのう?」

 いきなりアニメ『おじゃる丸』のような言葉遣いになりましたが、それはですね、答えが「おじゃる」だからなのです。

 Wikipediaによりますと、

 時代劇で公家役を演じる際には江戸時代の公家の習俗を夫人の助力で調査した『〜おじゃる』という言葉遣いを初めて使用した、と本人がコメントしている

 へー、そうなんだー。

 今私達は、お公家さんの言葉の語尾といえば「〜でおじゃる」を当たり前のように思いますが、梅津さんの発明だったんですね。

 ということは、アニメ『おじゃる丸』も梅津さんあってこそ、梅津栄さんは『おじゃる丸』の生みの親「生人(ウミンチュ)」でおじゃるかも、と、私がおっしゃる。(まる)。では。

雪、凄い!

 全国ニュースにもなっている、ここ弘前市の大雪。年末年始はとにかく雪かきの毎日でした。

 2日にちょっと用事があって車で出かけたのですが、いつもの道が渋滞していたので、少し回り道をすることに。5分ぐらいかな、ロスタイムは。と思ったのに、なんと道に迷って三十分も多くかかってしまいました。

 通り慣れた道なのに、曲がるべき交差点を直進してしまったのが間違いの始まりでした。ではなぜ直進してしまったのか?原因は大雪。壁のように高く積み上がった雪が、見慣れた景色をすっかり隠していて、ついうっかり曲がり損ねたのでした。

 雪国に生まれ育って六十有余年、それでもこんな目に会うとは、雪、恐るべし。

 さて、毎日の雪かきはどうにかこなしているものの、目下の課題は↓です。

 雪の向こうに雪を乗せた何かが見えますよね。これは、北国の方ならお馴染み、灯油のホームタンクです。近々、灯油の配達が来ると思うので、業者さんがホームタンクに辿りつけるように「道」を作らなければならないのです。雪国に生まれ育って六十有余年、まさに「ミチとの遭遇」、こんな積もり方はさすがに初めて。ケガしないよう、頑張ります。では。