おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

凄いぞ、見たいぞ、犬山祭

 犬山は犬山城見学後もお楽しみは盛り沢山でした。

 城下町の姿が往時のままに遺され、かつ現代風のショップやカフェとしても活用され、ぶらぶら歩きもとても楽しい。そして、『城とまちミュージアム』『からくりミュージアム』『どんでん館』など、規模としては小さいものの、犬山の文化・歴史を紹介する資料館も充実しています。 

 『からくりミュージアム』では、からくり人形の展示・実演が見られるのですが、なぜ犬山にからくり文化があるのか?

 それはですね、こちらの犬山祭の車山(やま)に関係するのです。犬山市の13の町から針綱神社に奉納される車山。車山は針綱神社に到着すると、自慢のからくり人形の舞を披露するのです。

 

 上の写真の人形はミュージアムで実演を見たのですが、紐で操られて、まるで生きているかのように歩きます。そして、思わず「ワッ!」と声が出たのですが、顔が瞬時に変わるのよ~!胸元が不自然な感じがすると思うのですが、蓋のような仕掛けになっていて、パカッと開くと、たちまちお面が飛び出て顔を覆うという仕組みになっています。

 こちらのポスターでお分かり頂けますでしょうか。↓

 

 

 下の写真は『どんでん館』にて。夜には山車に提灯が灯され、昼間とはまた違った風情があるようです。ちなみに、『どんでん館』という名称は車山が180°方向転換する様を「どんでん」というところか来ているそうで、その転換の様子も見ものらしいですよ。

 からくり人形、提灯、どんでん。見どころあふれる犬山祭ですが、更に驚きの見ものがあるのです。↓

 これは『金襦袢(きんじゅばん)』と言います。車山の一層目では子供達が太鼓を叩いているのですが、その子供達の衣装です。なんでも、

 ・子供(男の子でも女の子でも)が3歳になった時、この金襦袢を誂える

 ・誂えて贈るのは嫁の実家の役目

 ・一着、300万円程度

 ・上の事から、このあたりでは「車山のある町内には嫁にやるな」と言われる

 嫁にやったご実家は大変でしょうが、見物人としては見たい、見たい。上の説明書にある、「夜の電飾」も見てみたいです。

 ところで、犬山祭の場面場面で、金襦袢を着たお子さんをお父さんが肩車している様子が見られるのですが、ここでクイズです。肩車するお父さんの両腕は、子供のどこを支えるでしょうか?

 


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 お父さん達は子供が両腕を広げられるよう、その腕をささえているのです。お父さんも大変だ〜。

 犬山では、親はスネをかじられる前に腕をしゃぶられるって感じですね。勿論、そういうお父さん達のお顔は、しゃぶられる側なのに、晴がましくも嬉しい、「美味しい」って表情だろうと思いますよ。続く。