おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

美術のこと

包み、包まれ

弘南鉄道黒石線に「田舎館駅」という駅があります。一見、何の変哲もない、「名は体をあらわす」という言葉を具現化したような田舎町の駅舎です。ご覧下さい。 さて、青森県民は様々なメディアで先刻ご承知でしょうが、こちらの駅舎の内部は、弘前市出身のG…

再びジョン万次郎(取り急ぎ)

最近なぜか急にジョン万次郎が気になり、津本陽著『椿と花水木(上・下)』という、万次郎の生涯を書いた小説を市立図書館から借り、今日、読み終わりました。そして、これは取り急ぎ読者の皆さんにお知らせしたいと思うことがあり、こうして書くことにしま…

ゆうれい展(ギャラリー森山)へ その1

今週のお題「暑すぎる」 夏は幽霊の季節ですね。なんでかな~と考えてみるに、薄着でも大丈夫だからじゃないでしょうか。モコモコと暖かそうに厚着した幽霊って様にならない気がします。 弘前市の『ギャラリー森山』で夏恒例の「ゆうれい展」が開催されてい…

イタリア旅行の思い出 『聖マタイの召命』その2

絵をみて楽しむという、その楽しみ方にもいろいろありますが、「謎解き」のような面白さというものもあります。 聖マタイの召命 1599~1600 ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ 絵のタイトルの「召命」とは広辞苑によりますと、ある使命を果たす…

イタリア旅行の思い出 『聖マタイの召命』その1

数年前イタリアに行きました。いつかまた行きたい、いや、行こうと思っていたのに、コロナウイルスのせいで、「夢」が「遠い夢」になってしまった気がします。 ツアーに参加したのですが、ローマでのフリータイムでは、サン・ルイジ・デイ・フランチェージ教…

斫(はつ)る、とは

弘前市立博物館について、紹介したいことがあります。下は二年前の、同博物館にて開催された『歌川国芳展』についての記事です。その記事の中に博物館正面の写真がありますが、再掲したいと思います。 chokoreitodaisuki.hatenablog.com ※注 二年前の写真で…

常田健『水引人』

青森市浪岡の「常田健 土蔵のアトリエ美術館」の一枚、『水引人』についてです。 この絵を見ながら同行の友人とあれこれ語り合いました。 まず最初は、うつ伏せで眠る水引人達のお尻についてです。 この絵に限らず、常田健が描く農民達のお尻はこんな風に描…

青森市浪岡の「常田健 土蔵のアトリエ美術館」

常田健(つねだけん) 1910年(明治43年)~2000年(平成12年) 洋画家。現在の青森市浪岡に生まれ、りんご園を営む傍らひとり黙々と絵を描き続けた。 絵は人に見せるためでも無く、売るためでも無く、ただ自分がかきたいから書く。そうして、いつでも手直し…

弘前れんが倉庫美術館 2階

2階へと進みます。 いろいろな展示がありましたが、尹秀珍(イン・シウジェン)さんの、古着で作ったという「ジオラマ」風の作品が面白かったので、紹介しようと思います。もし、読者の中で、「美術館の作品には予備知識無しで出会いたい」という方がいらっ…

弘前れんが倉庫美術館 1階

いよいよ入館です。 受付で入館料 1,300円を払います。前の方と間隔を開けて並んで待っているとき、上を見上げますとハンガーが。恐らく展示の一つなのだろうと予想はしつつも、ちょっとなんだか「間抜けな感じ」は否めないのでした・・・。 今回の開館記念…

弘前れんが倉庫美術館 外観

本当は4月11日、満を持して開館予定だった、「弘前れんが倉庫美術館」。やっぱり新型コロナウイルスの影響を受けてしまって、開館は延期に。そして、今月1日から、弘前市民限定の事前予約制によるプレオープンとなりました。市民限定の会期は15日までで、17…

遠くへ。海の向こうへ、行きたい。

今週のお題「遠くへ行きたい」 このチョコレートは少し前に『ジュピター』という輸入食料品店で買った、イタリアのものです。税抜320円でした。 チョコレートは大好きなので、つい「美味しそう!」と衝動買いもしてしまうのですが、このチョコレートを買…

寺山修司ポスター展②

「ああ、今ならアウトだなあ」、そんな風にも思った寺山修司ポスター展です。 ポスターとしてはどれも魅力的な素敵なポスターです。でも、今日の道徳と言いますか、社会規範的にはちょっと厳しいのでは無いかと思うものが多数ありました。 特に上の一枚など…

寺山修司ポスター展 ①

弘前公園そばの通称「屯所」にて、寺山修司ポスター展開催中。11日までなので、都合のつく方には是非足を運んで頂きたいと思い、急ぎ写真をアップします。 寺山修司は青森県出身なのですが、残念ながら私は氏の作品は、舞台・映画はおろか本さえ読んだこと…

東京都美術館『コートールド美術館展』

美術館で絵(本物)をみる楽しさってなんなんだろう?と度々思うのですが、これだ!という答えはなかなか思いつかないでいます。もちろん、人それぞれ色んな楽しみ方があろうとは思いますが、自分で自分の楽しさの正体と言いますか、なぜ自分が絵を見に行く…

節約では無く、一種の冒険としての0泊3日

「そうだ!東京へ行こう、行けばいいんだ!」と思いまして、行って参りました。往復、夜行バスを使っての0泊3日弾丸ツアーで。 一昨日の夜の11時40分に弘前を発ちまして、昨日の朝9時に上野着。午前中は『東京ステーションギャラリー』、午後は『東京都美術…

「ゆがみ」なのか「写実」なのか

先日、拙ブログで紹介した写真を再掲します。 友人からは「不細工だね」とか「セクシーだ」とか、感想を頂きました。 そして、この猫の写真と並べたのが ↓ こちらになります。 ドミニク=アングル作 『グランド・オダリスク』 私が上の猫の写真からこの絵を…

「フィリップス・コレクション展」三菱一号館美術館

東京見物記の3回目です。 帰りの新幹線まで時間の余裕があったので、東京見物締めくくりは、「三菱一号館美術館」に決めました。 三菱一号館は、オフィスビルとして明治27年に竣工。昭和43年に解体されました。2010年、可能な限り忠実に復元、「三…

いきなり積もったよ、雪が

唐突ですが、亡き父よ、母よ、あなた方の娘は成長しましたよ(57才です・・・) 毎年毎年、雪が降ってしまってから、タイヤ交換のために慌ててガソリンスタンドに駆け込んでいた私ですが、今年は10月の末に済ませてしまいました。 雪の朝を、「交換して…

絵画のマチエールについて

以前、息子その1に、「絵はマチエールも重要だよね」と語ったら、 「お母さん、マチエールって言いたいだけ」と、見事に見抜かれてしまいました。てへぺろ。 どうも、お茶目なお母さんこと、私で~す。今日は私と一緒に「マチエール」について勉強してみま…

史上、最も高価な絵は誰が買ったか?

昨日は「怖い絵」を紹介しましたが、現実世界も怖いですね。 「生きたまま切断され、7分後に死亡した」って、映画でもぞっとするシチュエーションなのに、ホントなんでしょうかね。 「記者は生きたまま切断」 英メディア 音声記録報じる(ホウドウキョク) …

柘榴あれこれ 2

西洋において、「柘榴」は実に様々な意味を持つ果物です。「豊穣」や「子孫繁栄」といったプラスの意味もありますが、キリスト教においては、聖母マリアの純潔を表すと同時に、イエスの受難の象徴ともなっているそうです。 ボッティチェリの作品を2枚、「ト…

速水御舟の画集が買えて、舞い上がってる

ブックオフの功罪はいろいろあるとは思うのですが、掘り出し物にあたると、やっぱり嬉しいと思ってしまう。 昨日、追記で書きましたが、日本画家・速水御舟(はやみ ぎょしゅう)の画集を、 108円で入手したんですよ。私、『半額』とか『108円』とかに…

芸術の秋に「芸術と猥褻」を考えた

「境界線上のホライゾン」というライトノベルの表紙を巡って、いろいろ議論があるらしいと、はてなブログお勧め記事を眺めていて知ったわけです。そして、困惑しているのです。 まず、このライトノベルの表紙をみて私が感じた第一印象は、「気持ち悪い」でし…

クラナッハの絵は好きと思っていたのに、実際にみたら好きじゃなかった件

ルーカス・クラナッハ(父)は、妖艶な美女の絵で有名ですね。 ↓ 皆、こんな顔してます 『ヴィーナス』 この絵の実物を上野・「国立西洋美術館」でみたことがありますが、すごく小さい。 絵の注文主は、この絵を寝室に飾って「楽しんだ」そうです。クラナッ…

絵画における個性について

息子その2とテレビをみていたら、「アクサダイレクト」のCMが入り、 私 「この男の子、三浦春馬だよね。久しぶりに見た」 息子「えっ、岡田将生でしょ」 私 「何言ってんの、三浦春馬でしょ」 息子「いやいや、岡田将生でしょ」 で、ヤフりましたところ、…

ああ勘違い、「教皇のバビロン捕囚」

テレビの旅番組でフランス・アビニョンをみました。 話は飛びますが、 「教皇のバビロン捕囚」って、誤解してました。ローマ教皇が無理矢理にどこかに連れ去られて、幽閉されていたイメージ。でも違ってたんです。 1303年 ローマ教皇ボニファティウス8世が憤…

藤田嗣治がこんなにカッコいいって、知ってた?

2016年、12月。府中市美術館「藤田嗣治展」 二年前に見た「藤田嗣治展」。看板にもなっている「猫」の絵も印象に残っていますが、なんと言ってもコレ!一番強い印象を残したのがこの肖像写真。 ↓ ※この写真は今回の東京都美術館での「藤田嗣治展」のパンフレ…

「絵」は好きですが、わかりません

ちょいちょい、好きな「絵」について書いています。 それで「絵に詳しいんですね」という誤解を受けていますが、全然。 絵を見るのは好きですが、良し悪しなどはわかりません。特に「デッサン」の上手・下手はほんとうに全然わからない。なので、私が好きか…

「立つ」。ジョジョのように。

長野県小布施町の「北斎館」にて。 左は北斎の自画像です。壁に大きく写されていました。カッコいいでしょ? 座頭市のような「遣い手」に見えませんか。左足の角度がカッコいいの決め手かな。 右は「鍾馗」です。(北斎館では撮影禁止でした) 役者の決めポ…