おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

未年(ひつじどし)の女は

 今年は寅年ですね。寅年は株価が上がるとか。景気が良くなるといいですね。

 十二支の話をすれば、私は丑年ですが、皆さんは何年ですか?私は昔、親戚のおばさんから「丑年は縁遠い」と言われたことがあるのですが、皆さんは自分の生まれ年について何か言われたことはありますか。有名なところでは、「丙午(ひのえうま)の女は・・・」というのがありますね。勿論、迷信に過ぎないわけですが。

 

 詳細は省きますが、先日テレビで下の絵をみました。(画像を載せるために、その絵が表紙に使われた本をのせました。本自体は絵を検索して初めて知ったのです)

 

十二支妖異譚—神様になれなかった動物たち

 

 この不思議な動物は、十二支の動物全てを一匹にまとめた姿をしているのだそうです。例えば、顔はネズミ、耳はうさぎ、鶏のトサカがあって、尻尾は蛇、というように。そして、顎にはひげがあるのですが、そのひげは未(ひつじ)のひげなのだそうです。

 えっ!

 咄嗟に二つのことが頭に浮かびました。

 一つ目は、「あごひげがあるのはヒツジではなく、ヤギでしょう?」と言うことでした。これは調べなければ。なぜなら、この疑問は二つ目の「頭に浮かんだこと」とも深く関わるからです。

 

 では、早速Wikipediaより。

現代の日本では「羊」の字はヒツジを意味するが、中国ではヒツジだけでなくヤギ(山羊)やガゼルレイヨウ(羚羊)も含めた言葉を意味し、ヒツジに限定する場合は「綿羊」と表記する。

ただし古代中国ではヒツジやガゼルは一般に見られる動物ではなかったので、ヤギが用いられることが多いようである[4][5]。日本にはヒツジ、ヤギ共に生息しておらず、導入された家畜としても冷涼な環境を好むヒツジはほとんど普及せず、ヤギも九州の一部を除けば一般的ではなかったので、明治時代に実物が広く持ち込まれるまで、半ば想像上の動物に近い存在として表現されていた[6]

 

 そうかあ、十二支の未(ヒツジ)とはもともとは山羊(ヤギ)だったのか。それならあごひげも納得です。そして、連動して二つ目の事も納得という仕儀となったのでした。

 

 では、二つ目の「思い浮かんだこと」、行きます。

 何年も前ですが、未年の知人(だいぶ年上の方です)と次の様な会話を交わしました。

 知人 「未年の女はお金が貯まらないんだって。ヒツジは紙を食べるから、お札も食べてしまうって」

 私  「紙を食べるのはヤギですよね」

 知人 「あれ、そうだっけ?そうだよね(笑)」

 

 失礼しました。十二支のヒツジは「紙を食べる」で間違い無いようです。底の浅い知識で知ったかぶり、恥ずかしいです。

 でもまあ、それはそれとして、その方は財布の紐はとっても固く、決して浪費家ではありませんでしたね。「未年の女云々」も、やっぱり迷信でしょうね。

 十二支で性格や運勢が決まるなら、同級生のほとんどは同じ性格、同じ運勢と言うことになってしまいますものね。

 

 それにしても「ヒツジは紙を食べるからお札も食べてしまう」なんて、昔の人は面妖な事を考えるものですな。綿羊だけに。では。