おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

読書

武田百合子『あの頃』を読んでいます 後編

「文は人なり」と聞きますが、武田百合子の文章の魅力は彼女自身の魅力そのものなのだろうと思います。飾り気が無く、あけすけなのに節度があって。偉ぶらないのにどこか知的。そして、愛情深い。 『よしゆき賛江』と題された短い文章で、武田百合子は一目見…

武田百合子『あの頃』を読んでいます 前編

老眼になったからか、集中力・記憶力が衰えたからか、本というものを読まなくなってしまいました。それでも、読書習慣をすっぱり捨てるというのも後ろめたく、「たまには本でも読まないと」という、半分義務感のようなもので本を手にすることがあります。 本…

司馬遼太郎『伊達の黒船』 ー 嗚呼、今日は何という胸アツな日か!(後編)

「胸アツ、胸アツ」と思いながら帰路につきました。でも、「こんな年になって、胸アツなんて若者言葉を使うって、どうなの?」とも思っていました。 そう言えば、クレヨンしんちゃんも、「アツがムネムネ~」とか言ってたよね~。あれ、なんか違う気もする。…

佐々木邦『苦心の学友』を読んで

佐々木邦(くに)という作家をご存じでしょうか? 佐々木邦 - Wikipedia 私は全然知らなかったのですが、ほんの偶然から彼の『朝起きの人達』という短編を読みまして、そのすっとぼけた文章が面白く、別の作品も読んでみようとしばらく前に購入し、このたび…