今週のお題「納豆」
「あの肉」とか「マンガ肉」と呼ばれる「肉」をご存知でしょうか。
これです、これ。原始人とか、海賊とかがマンガの中でかぶりついている骨付きの肉。何の動物の肉かは分かりませんが、子供にとっての憧れの肉!いつかは食べてみたい「あの肉」です。
この肉と同じように、マンガやテレビの中でしか見たことがなく、でも、なんだかとっても美味しそうに見えた憧れの「納豆」(今週のお題)があるのです。私だけではなく、「そうそう、食べてみたかった」とお思いの方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。それがこちら、
藁苞(わらつと)入りの納豆です。
私が物心ついた頃には、納豆はすでにプラスチックの容器で売られていたように思います。少なくとも、藁苞の納豆を実際に見た記憶はありません。でも、上でも書きましたが、絵や映像では見たことがあって、なんだか凄く美味しそうな感じがしたんですよね。同じ納豆でも、きっと別物のように美味しいに違いない。いつかは食べてみたいなぁ、そう思っていたのですが、いつの間にかその思いも薄れ、『今週のお題』をみて久々に思い出したのです。そうです、まだ果たせていない夢の食品「苞入り納豆」のことを。
でもね、食べてみたいという気持ちは本当なのですが、取り寄せて食べるのはなんか違う。いつかどこかで偶然出会い、そしてできればその場で食べる、そんな風にして食べたいの、苞(つと)納豆は。
もしかしたら、日本のどこかの地方では今でも藁苞入りの納豆は普通に売られていて、人によっては珍しくも何ともないという可能性もありますね。そして、そう言う人にとっては苞とか藁苞という言葉も当たり前の言葉に過ぎないかも知れません。
が、私は声を大にして言いたい。苞(つと)という言葉は意外に知らない、読めない人の多い言葉だと。私は夙(つと)に知っていたけれど、それはたまたまテレビでの出会いのお陰で、目と耳と両方からの情報があったからなのです。実物を知らないが故に、逆に新鮮な情報として記憶されたからなのです。
苞納豆がメジャーな地域の方、ご理解頂けましたでしょうか。頂けましたなら、大きく頷いて欲しいのです。
「ナットく」とね。では。

