おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

散歩(長四郎公園)

 ここしばらく、雪掻きから解放されています。それは嬉しいことなのですが、あまりにも運動不足で足腰の衰えを感じるほどです。これではイカン、銀行の用事のついでに散歩もしよう、そう決心して11日の午後、家を出ました。

 

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 日差しが嬉しいのでしょうか。雀が元気にさえずっていました。雀は警戒心が強くてすぐに飛んで行ってしまうので、こんなにたくさん雀をカメラに収められるなんて、超ラッキー。そんな事を思いながら銀行に着いてみると、あらら、シャッターが降りています。なんで?まだ閉まる時間じゃ無いのに・・・。

 ハッと気付きました。建国記念の日!今日は祝日だ。

 朝、確かに「今日は建国記念の日だ」と確認したのに、そのことと「休日」が結びついていなかったのです。なんて暢気な私。無職ってこんなものなんでしょうか。

 せっかく雀のシャッターチャンスをものにしてラッキーと思ったのに、銀行のシャッターが降りているなんて・・・。「お可哀想に」、そう思った心優しい方、有り難うございます。でも、大丈夫。ATMで無事に用事を済ませる事が出来ました。

 機嫌良く、「長四郎公園」に向かいました。そして、いろいろ収穫がありました。お付き合い下さい。

 

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 何日も雪が降っていないので、枯れ葉が敷き詰めたように散っています。でも、それはここだけ、この木の周りだけ。しかもよく見ると、茶色い物は枯れ葉ではないのです。ああ、あれだ、「シダーローズ」。ヒマラヤスギの松ぼっくりがバラバラになったものなのでした。

 

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 枝に残った松ぼっくり。これが地面に落ちて、あのようにバラバラに散らばるのです。

 下の写真は、形が残っている物を私が集めて撮影しました。

 

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 シダーは杉、ローズはバラ。なぜ「シダーローズ」と呼ばれるのか、これでお分り頂けるかと思います。

 雪の上に散った物の正体が分かってスッキリしたのですが、もう一つ、正体を現わしたものがあります。

 それは私。

 二枚目の写真(歩道に立って撮影したもの)にカメラを構えた私の影が映っています。影にはそのものの真の姿が現れるという話がありますが・・・。しっかりと角が生えています。「お婆さん見習い」どころか、すでに「鬼婆」か(笑)

 

 さて、この後は「長四郎公園」に入り、グルグルとウオーキングをしたのですが、本当に気持ちのいい午後でした。

 

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 長四郎公園からの岩木山がこんなに綺麗だなんて、新しい発見の様な気がしました。多分、以前にも見てはいるのでしょうが、岩木山は見るたびに「今日の岩木山は」という新鮮な喜びをもたらしてくれるのです。

 そして、正真正銘、始めて見るものもありました。

 それは落書き、雪の上に描かれた落書きです。落書きには同じ物は無い、という意味での「始めて」でもありますが、題材が珍しいと言いますか、こんな落書きは滅多にないんじゃないかと思い、撮影しました。

 

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 落書きというものは一般には、「子供の」という修飾語が付くと思うのですが、この絵の場合、作者の年齢がちょっと想像がつかないところがあって、そこも面白いと思いました。私はこの絵は仏様だと思うのですが、皆さんはどう思われますか。

 道の上に落ちた私の影には角が有り、雪の上には仏様のお顔があり。

 重い腰を上げて外に出てみれば、面白い出会いがあるものですね。特に自分に角があったなんて、自分でも知らない自分の発見、つまり未知との遭遇は大きな収穫でした。だけに・・・。では。