おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

フライング・リーフ、ゲット

 昨日のことです。買い物に出るついでに少し散歩もしようと思い立ちました。あまりにも運動不足なので・・・。

 長四郎公園というシブい名前の公園を散策したのですが、すっかり秋の、それも晩秋という感じの眺めでした。

 

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 ちょっと前までの私であれば、「凄い量の落ち葉だなあ。植物って凄いな」止まりの感想だったのですが、こんにちの私は違います。なぜって、ミミズの凄さを知ったから。

chokoreitodaisuki.hatenablog.com

 

 「ここは公園だから落ち葉の清掃もあるだろうけれど、それでも相当量の落ち葉がミミズのエサになって、土となるのだろう」

 「この落ち葉に覆われた土の下では、たくさんのミミズやその他の生き物たちが、せっせせっせと摂取・消化・排泄に励んでいるのだろうなあ」

 そんな事を考え考え、脂肪の燃焼のためという、人間だけの贅沢な営み=散歩を行っているのでした。

 「それにつけても、食べても太らないとか、楽して痩せるとか、そんな魔法のような方法は無いものかしらね」

 いつも漠然と心に思っている虫のいい事を、その時もきっと無意識に考えていたと思います。そして、本当に「魔法」のような出来事を目にしたのです。

 

 皆さん、「落ち葉が舞う歩道」とか、「街は落ち葉が踊る季節」といった表現を目にしたことがあると思いますが、それって擬人化の比喩表現だと思っているでしょう?私だってそう思っていました。

 この光景に出会うまでは。

 

youtu.be

 

 撮影が下手で見づらいと思いますが、ご覧になって下さい。(ブログに貼り付けるために、初めてYoutube投稿もしたのですよ)

 最初は、季節外れの蛾が飛んでいるのかな?と思いました。でも、どう見ても枯れ葉。ゆっくり地面に落ちるかと思うとまた舞い上がり、いつまでもいつまでも踊るように空中に留まり続けるのです。

 「なんだか魔法の空間にいるようだ」

 不思議な感覚にとらわれてはいましたが、謎の正体はうっすら分かってはいました。クモの糸に操られているのだろうなと。ただ、偶然だったのは、風がずっと吹き続けていたと言うことです。私はかなり長い時間、飽きずに眺め続けたのですが、枯れ葉は風に吹かれ踊り続けました。

 しばらくしてやっと、「撮影しよう」という発想が浮かびました。慣れないスマホでの撮影でしたが、どうにか済ませました。さて、そろそろ買い物に行かなければ。

 クモの糸だろうとは思ったものの、私の視力では見えないので、最後に確かめてみることにしました。落ち葉を一枚拾い、それを、踊る枯れ葉の上に切るように動かしてみたのです。予想通り、枯れ葉は地面に落ちました・・・。

 

 スーパーへの道を歩きながら、枯れ葉が宙を舞ったり落ち葉の下では膨大な量の生命の営みがあったり、世界は驚きと不思議に満ちているなあと、つくづくと思ったのでした。

 なるほど、人間は「考える足」ですな。では。