おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

確証も無い事を書くけれど

 しばらく前のことですが、赤信号で停車し、運転席からボウッと前方を見ていたときのことです。カラスともう一羽、恐らく雀だろうと思うのですが、二羽の鳥が凄い勢いで並ぶようにして飛んでいくのです。えっ?と思っているうちにカラスが何かを落としました。ああ餌の奪い合いだと、ちょっと興味を惹かれ成り行きを見守りました。

 カラスは凄い早さで方向転換し、落とした物を再び嘴で拾い上げました。私は目が悪いのに、なぜその時はハッキリと見えたように思ったのかは分かりません。が、「雛だ。カラスが咥えているのは雀の雛だ」そう確信しました。カラスに競り負けた雀(多分)は諦め飛び去り、勝負はついたと思った次の瞬間、サッともう一羽の雀(多分)が現れ、カラスに体当たりを食らわせたのです。でも、圧倒的な体格差、カラスは攻撃をものともせず、悠々と飛んで行ってしまいました。

 どう思われます?小鳥の正体が雀だったかどうかはともかく、そのぐらいの大きさの小鳥がカラスに体当たりしていくなんて、考えられます?自分でも半信半疑、見間違い・勘違いではないかと思う反面、間違いないとも思っているのです。

 せっかくの雛をカラスに盗られるなんて、自然はなんて残酷。

 そして、自分の子供のためならば、勝ち目の無い敵であろうとも立ち向かう、生き物の「本能」の凄さ。ちょっと心打たれるものがありました。勿論、カラスだって生きるためには必死、クロウ(crow)しているのは分かっています。

 

 自然の残酷さは私たち人間にも容赦はありません。災害に遭われた皆様にお見舞い申し上げます。