おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

乳穂ケ滝(におがたき)完全結氷

 4日のニュースで「青森県西目屋村にある乳穂ケ滝が4年ぶりに完全に結氷した」事を知りまして、行ってみたいと思っていました。

 乳穂ケ滝の結氷は大変有名でして、津軽に住むこと30年余、一度はみてみたいものだと思っておりました。

 昔は乳穂ケ滝まで行くのはクネクネとカーブが続く道路(だったはず)で、冬場に自分で運転して行くのはちょっと無理かなあと諦めていました。でも、何年か前には立派な道路が開通して、我が家から30分程度で行けるようになっていました。

 9日、とてもいいお天気で、しかも、あまりにも家に籠もりっぱなしで車も全然使っていないので、「よし、乳穂ケ滝完全結氷見に行くぞ」と重い腰をあげたのでした。

 

 いや、素晴らしい。自然と人間の美しいコラボ、私の拙い写真ではありますが、皆さんにも味わって頂きたいと思います。

 

f:id:takakotakakosun:20220211202819j:plain 

乳穂ケ滝へはこの鳥居をくぐって向かいます。鳥居の前に立った段階で、すでに厳かな雰囲気。鳥居前の駐車場には、平日でしたが5,6台の車が止まっており、入れ替わり立ち替わり、見物の人が訪れていました。 

 

f:id:takakotakakosun:20220211202833j:plain

 わー、本当に滝が繋がって一本の柱になってる!予想はしていても、予想を超える見事さでした。

 

f:id:takakotakakosun:20220211202841j:plain

 滝の裏側には自然洞窟があり、不動尊がまつられています。ここをめざして登っていくのですが、雪の坂道は、滑る滑る。若いカップルがキャーキャー言いながら手を握り合ったり、ご高齢のご主人が仕方なさそうに差し出す手を奥様が嬉しそうに握ったり、不動明王も微笑みを浮かべそうな光景が見られました。

 私は一人だったので、誰に助けられることも無く登りそして降りて来たのですが、負け惜しみでは無く、楽々と楽しい行程だったのです。なぜか。

 それは私が履いていたブーツが、驚くほどのグリップ力と言いますか、滑りにくさを発揮してくれたから。普通のおばさんブーツなのですが、余裕でした。俗に「足元を見る」と言いますが、足元って本当に大事ですね。

 

f:id:takakotakakosun:20220211202850j:plain

 耳を澄ますと、氷柱の中を水が流れる音が聞こえます。

 

f:id:takakotakakosun:20220211202901j:plain

 滝の裏側です。赤い柵に貼られた札がありますが、左側の赤い字で書かれているのは「警察官立寄所」。ひょっとして賽銭泥棒対策?神秘的な雰囲気から一気に現実感あります(笑)。

 

f:id:takakotakakosun:20220211202910j:plain

 「えー、この岩はマグマが固まって出来た物で、」とか解説できたらなんて楽しいだろうと思うのですが、全然ダメです。岩石はさっぱり分からない、覚えられない。タモリさんって、凄いですよね。

 では、私の得意は何だろう?

 えーと、それは想像力。いつでもどこでも、自由に想像を膨らませる事です。

 では早速。

 

f:id:takakotakakosun:20220211202919j:plain

 想像の源はこちらの、つららを真下から撮影した一枚です。

 もしも私が冒険家なら、このつららは次々に落下してくる展開だなあとか、もしも私がスパイなら間一髪、岩盤ごと崩れ落ちてくるシーンだとか、一人で勝手にドキドキするのです。(楽しいですよ)

 

f:id:takakotakakosun:20220211211137j:plain

 こちらの看板にありますように、乳穂ケ滝の結氷には、その年の津軽の豊作・凶作を占うという大事なお役目があるのです。果たして今年はどうか。コロナ禍に加えて、トンガの大噴火の影響で今年は冷夏ではないかとか、あまり明るい話題は聞かれません。

 どうぞ、滝の占いは「豊作」と出ますよう、願って止みません。では。

※今日はダジャレは無しです。なかなかツボるようなのが浮かばないものですから。滝なのに・・・。