おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

弘前れんが倉庫美術館 1階

 いよいよ入館です。

 受付で入館料 1,300円を払います。前の方と間隔を開けて並んで待っているとき、上を見上げますとハンガーが。恐らく展示の一つなのだろうと予想はしつつも、ちょっとなんだか「間抜けな感じ」は否めないのでした・・・。

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 今回の開館記念春夏プログラムのテーマは、

   Thank You Memory ー醸造から創造へー

 ということで、「煉瓦倉庫」の過去の記憶にも焦点があてられています。

 

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 シードル工場だった頃の宣伝チラシのようです。右のチラシの宣伝コピーは、まるで詩のような味わいがあります。シードルだけに・・・。

 アップを載せますので、是非じっくり読んでみて下さい。

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 さて、展示室2へすすみます。

 

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笹本晃(あき)『スピリッツの3乗』

 もともと煉瓦倉庫で使われていた部材なども使用した作品です。工場と言うより、巨大な化学実験室という感じがしました。フラスコのような丸いガラスの中で小さなコップのようなガラス器が回転していて、アルコールを蒸留しているイメージです。影が踊っていました。

 

展示室3へ。

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壁の作品は、ナウィン・ラワンチャイクン『いのっちへの手紙』

天井の作品は、尹秀珍『ウェポン』

 

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 ナウィン・ラワンチャイクンさんはインド系タイ人。タイと弘前を何度も行き来し、弘前で出会った人々、学んだ歴史を、扇ねぷた型のボードにアクリル絵の具で鮮やかに描いています。

 弘前の方であれば、見知った建物や故郷の偉人、そして友人知人を探すという楽しみも味わえます。コロナ禍を忘れ、いのっちの洗濯をして下さい。地元民の特権ですね。

 

 

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 尹秀珍さんは中国の方だそうです。天井の色とりどりの不思議な形。

 元になっている形はテレビ塔だそうです。その形の上にカラフルな布をかぶせ、先端にナイフを取り付けています。なので、作品タイトルは『ウェポン』。

 確かに、テレビに象徴される「情報」は強力な「武器」ですね・・・。続く。