おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

弘前れんが倉庫美術館 2階

 2階へと進みます。

 いろいろな展示がありましたが、尹秀珍(イン・シウジェン)さんの、古着で作ったという「ジオラマ」風の作品が面白かったので、紹介しようと思います。もし、読者の中で、「美術館の作品には予備知識無しで出会いたい」という方がいらっしゃいましたら、今日は読まない方がいいと、そういう作品だと思います。(でも、明日からはまた宜しく)

 

 

 『ポータブル・シティー』シリーズと名付けられた作品群は、スーツケースを土台に、世界の各都市を古着を材料として再現しています。壁の都市名は過去に尹さんが展覧会を開催した都市、オレンジ色で示されているのは今回展示されている都市だそうです。

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 手前から、メルボルン台北、ソウル。

 これらの作品がアートとしてどうなのか?そこはどうも良く分からないのですが、海外旅行に憧れの強い私はワクワクしました。また、有名な建築物を探すのはクイズ番組に参加しているような面白さもありました。

 私にとっては、「芸術を感じる」というより、「ささやかな知的興奮」を感じる展示なのでした。

 

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 敦煌。有名な莫高窟ですね。昔、そう昭和の頃、敦煌とかシルクロードとか、ちょっとした(かなりの?)ブームでしたよね。懐かしいです。

 

↓ 弘前がありましたよ!

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 お城、五重塔岩木山、れんが倉庫美術館もあります。そして、左手に回り込みますと、

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 お堀沿いの満開の桜が表現されていました。

 ほーら、読者の中の弘前市民の皆さん、行きたくなったでしょう?行って。行って。

 

 以上、私のみた「弘前れんが倉庫美術館」開館記念春夏プログラムをざっとご紹介しました。

 

 そうそう、1階の受付で見上げて気になっていた作品もご紹介したいと思います。

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 藩逸舟『弘前エクスチェンジ』より

 

 美術館に行って作品にふれるのも勿論楽しいのですが、美術館という空間に身を置くだけで、なんだか命の洗濯をしている気分になります。昨日も書いた事なのですが、上の写真を見て、改めてそう思いました。

 こちらの美術館は2階のライブラリーもゆったりとしてとても雰囲気がいいので、次回はライブラリー目当てに、ぶらりーと訪れてみたいと思います。では。