木曽川にかかる犬山橋を渡りました。
「長い橋だなー。眺めがいいなぁ。並行して鉄道橋も架かってるんだね」
写真の左側が鉄道橋、右に見えるのが歩行者・自動車用の橋の歩道部分です。どちらも「犬山橋」なのですが、歩行者・自動車用橋の方には「ツインブリッジ」という愛称があるそうです。最初は特に気になることもなく、木曽川や犬山城を眺めながらダラダラと渡った橋でした。
ところが朝の散歩に出て、ブログのネタになるものはないか適当に写真を撮ったところ、大発見があったのです!始めは、はしにも棒にもかからないものと見過ごしていたのです。が、旅行から帰って何となく検索したところ、大変面白い出合いだったということが判明したのです。きっかけの写真がこちら↓
アップにしますね。
なんか、カッコ良くないですか。これは親柱(おやばしら)と言って、橋の四隅に建てられるシンボル的な?、川の名前、橋の名前を書いたりする柱です。この柱を画像検索したことから始まり、以下のような恐ろ面白い事実を知ったのです。
ツインブリッジが架けられたのは西暦2000年、今からたったの24年前!それまでは鉄道橋の方の犬山橋しかありませんでした。
1926年(昭和元年)、それまで渡し船しかなかったこの地に犬山橋が架かったのです。鉄道道路併用橋として。そうです、電車も自動車も、この橋を通っていたのです。
現在の線路は、上り線と下り線の間に十分な間隔がとられています。が、これはツインブリッジ完成後に修繕されたからで、もともとは路面電車がやっとすれ違えるほどの間隔しかなく、その分、線路の外側は今より広くなっており、そこを自動車やバイクが通行していたのです。接触事故も多発したそうです。そりゃそうでしょう。
「人は?人はどこを通っていたの?」
気になってyou tubeを調べたところ、当時は橋の外側に歩行者用通路があったようです。
是非、you tubeで在りし日の「犬山橋」の様子をご覧になって下さい。驚愕ですから。そして、電車が鳴らす「ミュージックホーン」にも耳を傾けてみて下さい。何でも、
「どけよ、どけよ、〇すぞ〜」
と聞こえるそうで、「どけよホーン』と呼ばれる、知る人ぞ知る鉄道マニア垂涎の「音」だそうです。私は特に鉄道に興味がある訳ではないのですが、面白いものはやっぱり面白い。
こんなふうに思いがけない面白さに出会うこと、旅の醍醐味ここに極まれりって感じです。犬も歩けば棒に当たる、犬山市はこの諺の、いい方の意味がピッタリの、本当に面白さに満ち満ちたところです。ワンダフルって事です。まだまだ続きますよ〜、お楽しみに〜。続く。