おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

調べて、知識がつながる面白さと心強さ

 先日知人のところで彼岸花を見せて貰った、という記事を書きましたが、その時、知人から「この花の名前、分かる?」と尋ねられ、見せられた花がありました。その時は「分からないです」とあっさりお答えして終わったのですが、なんとなく気になり、家に帰って検索してみました。

 検索ワード「葉の無い花 薄紫」であっさりとヒットしました。

 

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 名前は「コルチカム」という覚えにくいものでしたが、別名に「イヌサフラン」とあり、これなら覚えられると心強く思いました。それと、種や球根には毒があるという記述が印象に残りました。

 その後、彼岸花について書くためにネットで調べていると、「三倍体」という言葉が出てきました。「三倍体」の植物は種子を作れないということでしたが、その例として「種なしスイカ」が示されていました。

 種なしスイカ、懐かしい!

 実は私はスイカは子供の頃から嫌いなので、「種なしスイカ」そのものには思い入れはないのです。では何が懐かしかったかといいますと、学生時代のある先輩の、お気に入りジョークを思い出したのです。

 「お百姓さんが種なしスイカを作ろうと思ったが、種が無い。困ったね

 その先輩はこのジョークがよほどお気に入りだったらしく、何回も聞かされました。

 そして、このことががきっかけで、なんとなく「種なしスイカ」の作り方に興味がわき調べたところ、ビックリ。

 種なしスイカは普通のスイカを発芽後に薬品処理をして作り出すそうですが、その際に使用される薬品はコルヒチンといい、なんと、イヌサフランの種子や球根に含まれるアルカロイド(天然由来の有機化合物の総称)ということでした。

 わー、こんな偶然の出会い(?)ってあるのね~と一人で盛り上がったのですが、Wikipediaの記述を読み進むと、さらなる驚きが待っていたのです。

(コルヒチンの)日本での厚生労働省認可の適応は「痛風発作の緩解および予防」、「家族性地中海熱」である

 

 えっ、待って。

 「家族性地中海熱」って、つい最近知った病名なんですけど。 

クローン病として17年間治療していたが違う病気だった - 八発白中

 こちらのはてなブログ記事を読ませて頂いたのですが、ブログ主の患う「クローン病と違う病気」とは、日本人には非常に稀な、「家族性地中海熱」というものだったそうです。

 

 偶然って、あるものですね~。犬も歩けばならぬ、イヌサフランも調べれば、といった感じです。

 私は昔は記憶力抜群だったのですが(エヘン)、最近の衰えっぷりと来たら、本当に悲しくなるほどなのです。新しい言葉なんか、全然覚えられない。でも、言葉は覚えられなくても、こうして「つながり」が出来れば、ぼんやりとでも記憶に残る気がします。そして、言葉は忘れても「何だったっけ?」と思ったときには「検索」出来るような気がするのです。うっすらとした手がかりを必死にたぐり寄せて。

 

 「Takakoさんがブログを書こうと思ったがタネがない、困ったね」

 そんな事もしばしばあるのですが、ぼんやりとした記憶を頼りに文明の利器の助けを借り、頑張りたいと思います。では。