先月、息子その2が沖縄旅行に行きました。出発前のメールのやり取りです。
私 「ハブに気を付けてね」
息子 「マングースの着ぐるみ着ていくわ。あっ、逆効果か」
ハブの天敵マングースと言えば、昭和世代のみならず広く平成世代にまで知れ渡っているのです。ところがこのマングース、沖縄や奄美ではハブ以上の有害生物(外来種)として問題になっているんですね。
1910年に沖縄にもたらされたマングースは、毒蛇・コブラを勇猛果敢に退治することから、ハブの被害に悩んでいた島民から「救世主」として大歓迎を受けました。ところが、マングースだって好きで毒蛇と戦っていたわけではないのです。そんな危険なカケに出るよりも、沖縄や奄美には「私を食べて」と言わんばかりのヤンバルクイナやアマミノクロウサギが天然記念物として生息しており、それらを襲う方がずっとずっといいわけです。こうして当初は十数匹だったマングースは、最大で3万匹にまで増えたとされ、固有の生態系の破壊という大変な問題を引き起こしました。
現在では膨大な予算を投入してマングースの駆除が行われていますが、道はまだまだ遠いとのことです。よかれと思って始めたことが、思わぬ結果を招くことがあるものです。
さて。タイトルにあります通り、去年の5月5日に開設した拙ブログが、お陰様で満一年となりました。ここまで続けてこられたのは、ひとえに読者の皆様のおかげです。いくら私が書きたいネタやダジャレがあっても、誰も読んでくれないのでは張り合いがなく、きっと途中で辞めていたと思います。軽い気持ちで始めたブログですが、皆様からお力を頂いて続けることが出来ました。本当にありがとうございます。そして、一年間継続できた自分を嬉しくも思っているのです。
ただ、申し訳ないのは「ブログ読んでるよ」と言って下さる友人・知人、そして家族に対してです。顔を見るたび、
「ブログ読んでくれてる?」「面白い?」「まとめてじゃなく、毎日みて」等々、私から押し売りのようにブログ購読を押しつけられているのです。あげく、
「この前の〇〇についてのブログなんだけど・・・」とブログ自慢を一くさり聞かされるという・・・。皆様にはこの場を借りてお詫び申し上げます。
ということで、よかれと思って始めたことが思わぬ結果を招くということは、ままあるものなのです。マングースは駆除されていますが、どうぞ私のブログは駆除すること無く、これからもご愛読宜しくお願い申し上げます。クジョウは受け付けますので、ご遠慮なくおっしゃって下さいね。では。
※蛇足(ハブだけに)
ある人がハブに聞きました。
「君は毒を持っているの?」「Yes, I have」