先日、ノーベル医学生理学賞が発表され、スバンテ・ペーボ教授の受賞が報道されました。
ペーボ教授の業績は、絶滅した人類のゲノム解析を行い、現生人類(ホモサピエンス)は、ネアンデルタール人やデニソワ人と交雑していたという証拠を示したというものです。
欧州や西アジアに住む現代人のゲノムの1~4%はネアンデルタール人に由来し、メラネシアや東南アジアの集団ではゲノムの最大6%がデニソワ人由来だったのだそうです。
以前拙ブログにて、この「ホモサピエンスとネアンデルタールの交雑」について取り上げたことがあります。
chokoreitodaisuki.hatenablog.com
これを書いた頃は、「らしいです」程度の信憑性だと思っていたのですが、今回のペーボ教授のノーベル賞受賞のニュースで、「そうなんだ!」という認識に変わりました。
ちなみに、現在ではネアンデルタール人と言えば金髪・青い目で描かれることが多いのですが、これもペーボ教授のゲノム解析の成果によるのだそうです。
そして、ネアンデルタール人との交雑の結果その子孫(欧州や西アジアの人々)に表現されている性質、つまり身体的特徴としては、身長・座高・体脂肪率・安静時脈拍数・皮膚や毛髪の色・日焼けをしない、などがあるということです。
以上は今回の記事を書くに当たり、私がネットで調べた事です。あちこち拾い読みをしたので、私が読んだソースが正しいとは言い切れないところもあります。興味のある方は、というか、是非皆さんググってみて下さい(面白いですよね)。
さて、ここからは私が長い間心の中に抱き続けている妄想について語ります。
皆さんは「擬態」という言葉はご存じだと思います。昆虫などが、他の生き物や木の葉などに姿を似せる事ですね。数ある擬態の中でも、「ハナカマキリ」の姿をテレビで見たときは、本当に驚かされました。
その後も、枯れ葉にそっくりな虫や、海藻にしか見えないリーフィーシードラゴンとか、驚愕の後は混乱の淵に投げ込まれるような、とんでもない擬態の数々を(テレビで)目にしました。
なぜ私は混乱するのか。それはですね、「突然変異と生存競争だけで、こんな姿に進化なんか出来るわけ無い」と心が叫ぶからなのです。
私は思っています。勝手に思い込んでいます。
「ハナカマキリには蘭の花の遺伝子が入っている。葉っぱにそっくりな虫にはその葉っぱの遺伝子が。リーフィーシードラゴンには海藻の・・・」と。
勿論、動物と植物なのですから「交雑」という事は無いでしょう。じゃあどうやって?と聞かれば、「そこは分からないけれど」と口ごもるしかないのですが。でも、私たちの細胞だって、細胞内共生という、別の単細胞生物(ミトコンドリア)を取り込んだ仕組みを持っているのだし。ハナカマキリが花の遺伝子を取り込んだって不思議はないと思うのです。
なんて、全くの素人が勝手に妄想を膨らましているだけなのですが、こういうことを考えるのが私にとってはとっても楽しいことなのですよ。もしも動物に植物の遺伝子が入ることが可能ならば、私に入っているのは何でしょう?きっと、孟宗(もうそう)竹のそれだろうと思います。では。