おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

2020-01-01から1年間の記事一覧

今日も稗(ひえ)の話です

田んぼの「稗取り」について書くために、ネットや電子辞書を駆使して調べものをしたわけです。私が知りたかったのは雑草の稗についてだったのですが、調べ初めにぶつかるのは、栽培種としての稗ばかりでした。 私がネットで何かを調べるときはWikipediaをあ…

稗(ひえ)って、知ってます?

稗(ひえ)って、なんとなく知った気で居たんです。稗とか粟(あわ)とか、白米が口に入らないような貧しい人々が、その代用品として食べる物というイメージでした。そして、それは栽培種の稗の事だったわけです。と言うことは、野生種つまり雑草の稗も存在す…

久渡寺山から

朝目覚めた瞬間、「寒いなあ」と感じました。ほんの一週間前の暑さが嘘のような、ここ弘前の気温の激変ぶりです。 ちょうど一週間前、6日の日曜日は、良く晴れて最高気温も恐らく30℃を超えただろうという、まだまだ夏の盛りの一日でした。私は普段は昨日のお…

上等舶来珍無類 後編

先週の水曜日(9月3日)に放送された、NHKBS3『刑事コロンボー愛情の計算』ですが、ちょっとビックリしたことがあるのです。 コンピュータで動くロボットが登場するのですが、その開発は一人の天才少年(10歳ぐらい?)に任されていました。勿論、その…

上等舶来珍無類 前編

上等舶来珍無類(じょうとうはくらいちんむるい)という言い回しを、耳にあるいは目にしたことはありますでしょうか。私はこの記事を書くために調べ物をして知りました。意味は皆さんの想像通り「(舶来品だから、あるいは舶来品のように)上等で、非常に珍…

「秋朝のバタ」という村上ワールド(プレバト)

昨夜のテレビ番組『プレバト』で披露された、フルポン・村上氏の句について書きたいと思います。 秋朝やバタにフォークの穴四つ 村上健志 私はこの俳句は上手いとは思いますが、あまり心動かされるものではありません。村上氏にしては少々物語不足と言います…

なぜタイトルは『女生徒』なのか(大人の本気の感想文)

今週のお題「読書感想文」 (続きです) 『女生徒』に散見される謎の文 この作品は一人の少女の「考えていること」が、そのまま活字となっているのです。例えば、 食堂で、ごはんを、ひとりでたべる。ことし、はじめて、キウリをたべる。キウリの青さから、…

太宰治『女生徒』を読んで(大人の本気の感想文)

今週のお題「読書感想文」 私が生徒だった頃。ざっと40数年前。40数年・・・、改めて驚きと言うより恐怖に近いような時の流れを実感します。そんな大昔でも、やっぱり夏休みの宿題と言えば「読書感想文」でした。 最近はめっきり活字離れしてしまった私なの…

辞書を引いた「さがり」

昨日(28日)の東奥日報夕刊の「東奥春秋」というコラム。7月場所で好成績を収め、新十両昇進が決まった十和田市出身の錦富士について、そのさがりは、同じ場所で劇的復活Vを果たした照ノ富士の元付け人が使っていたものだ、とのことでした。 「あれっ、さ…

再びジョン万次郎(取り急ぎ)

最近なぜか急にジョン万次郎が気になり、津本陽著『椿と花水木(上・下)』という、万次郎の生涯を書いた小説を市立図書館から借り、今日、読み終わりました。そして、これは取り急ぎ読者の皆さんにお知らせしたいと思うことがあり、こうして書くことにしま…

ゆみちゃんとジョン万次郎

弘前市立和徳(わっとく)小学校の近くにかつて、「ゆみちゃん道路」と名付けられた歩行者専用道路がありました。 昭和44年からおよそ30年間、「ゆみちゃん道路」は和徳小学校に通う児童はもちろん、狭いガード下道路を迂回する大勢の歩行者の安全に寄与…

にゃんごすたー、強面になる

子供の頃からの習いで新聞は裏、つまりテレビ欄から読み始めます。今日のテレビ欄はどれもこれも視たことがあったり、中には昨日視たばっかりのものだったり再放送だらけ。いくらコロナ禍のせいとは言えヒドすぎると憤慨しながらよくみると、昨日の新聞でし…

自転車の、ライトを盗まれた!

運動不足解消のため、なるべく車では無く自転車で出かけようとは思っているのですが、暑いだの、雨だの、なかなか自転車の出番がないのです。4,5日前に久しぶりに自転車に乗ろうと思って気付きました。ライトが無い!ハンドルに取り付けていた3千円ぐら…

ゆうれい展(ギャラリー森山)へ その2

今週のお題「暑すぎる」 弘前市の『ギャラリー森山』へ「ゆうれい展」を見に行ったのですが、面白い「私の発見」があったので、鼻高々と皆さんにご紹介したいと思います。暑すぎる毎日に、少しは涼しさがお届けできれば幸いです。 沢山の幽霊画の掛け軸があ…

ゆうれい展(ギャラリー森山)へ その1

今週のお題「暑すぎる」 夏は幽霊の季節ですね。なんでかな~と考えてみるに、薄着でも大丈夫だからじゃないでしょうか。モコモコと暖かそうに厚着した幽霊って様にならない気がします。 弘前市の『ギャラリー森山』で夏恒例の「ゆうれい展」が開催されてい…

うらみクズの葉

暑いですね。でも、弘前は「猛暑」というほどではなくて、時間帯を選べば命の危険なくウオーキング出来るといった程度です。 二、三日前、夕方に運動公園を歩いていると、なんだかいい匂いが漂ってきて、「あ、これはカツラの木の匂いだ。間違い無い」と思い…

ウー、ウォンバット

動物に関するテレビ番組が好きでよく見ています。 少し前のNHKの番組で知ったのですが、オーストラリアの固有種・ウォンバットは「四角いウンチ」をするそうです。 オーストラリアの動物らしく有袋類で、コアラに近い種族なのだそうです。このウォンバッ…

地雷についてWikipediaを読むと、人間って怖い

今週のお題「怖い話」 ja.wikipedia.org 「一番怖いものは人間だよ」なんて、そんな陳腐な、言い古された、手垢のついた、いつかどこかで聞いたような事は書きたくないと思うんです。でも、タイトルに書いたとおりWikipediaの地雷の項目を読むと、「敵にダメ…

お盆らしく、人の「死」について

なかなか読み終わらない武田百合子のエッセイ集『あの頃』。 その中で夫である武田泰淳が亡くなった後の心境を、「何ともわりきれない」と書いているものがある。その文章に次のような一文が続いた。 今日、お悔やみの電話をかけてくれた親切な誰彼のことを…

昨夜のテレビは『プレバト』

時はお盆だというのに、コロナのせいで家族は誰も帰省できず、一人毎日ゴロゴロ、テレビをみて過ごしています。 昨夜は、毎週楽しみにしている『プレバト』でした。本当なら帰省した家族と一緒にああだこうだ言いながらみて、楽しさも倍増だったはずなのに。…

家にあれば笥(け)に盛る飯を

タイトルは万葉集にある有間皇子の歌からです。 家にあれば笥(け)に盛る飯(いひ)を草枕旅にしあれば椎の葉に盛る (家では器に盛るご飯を、旅をしているので椎の葉に盛っている) 今日はお盆のお墓参りをしたのですが、家族がコロナ禍で帰省できないので…

お盆とタバコ

しばらく前の拙ブログで『刑事コロンボ』をみていることを書きました。そして、ドラマの登場人物達がいつでもどこでもタバコ(葉巻)をすっていて、昭和まではタバコが完全に市民権を得ていた、そのことに改めて驚いたと書きました。 ちょっと前テレビで、映…

ひょっとして今更なの?アンジェリーナ・ジョーダンに驚愕するのは

今週のお題「夏うた」 基本「今週のお題」では、そのお題について一つの記事しか書かないのですが、今回は、どうしてもどうしても皆さんに紹介したい歌唱があって、再び「夏うた」をテーマに書くことにします。 最近、Youtubeで『アメリカズゴットタレント(…

『なぜか上海』に寄せて(続きです)

『なぜか上海』には、「なぜか上海」というフレーズは登場しません。ですので、なぜタイトルが『なぜか上海』なのか、よく分からないのです。 シャンハイという地名はもうそれだけで詩心があるというか、詩心をくすぐるというか、端的に言いますと異国情緒が…

なぜか夏うたと思う『なぜか上海』

今週のお題「夏うた」 www.youtube.com まず聞いて!とにかく聞いて!四の五の言わず聞いて! いいからささ、ささ、さ、ささっと、きいてえぇ~ ♪ 「夏のうた」と聞いて、もうこれしかないというレベルでイチオシの神曲だと思うのですが、聞き直して気付きま…

もももモッツァレラももちろん生ハムも

親戚から桃がご到来。やったー! 「桃モッツァレラ」というお料理の名前は聞いたことがあって、でも食べたことは無くて、「一度作って食べてみよう」とかねがね思っておりました。昨日、芋餅で同じような事を書きましたね。 私はとっても腰の重い質で(その…

ミシン踏んだり、台所に立ったり

数日前、何か縫い物をしたいなーと思い、リメイクでバッグを作ることにしました。ずっと若い頃のスカートで、もう履くことは無いけれど柄と布地の質感(綿麻)が気に入っていて、とっておいたものがあるのです。 いつもダラダラと日を暮らしているくせに、作…

珍獣「バビルサ」

今日は午後から友達と会う約束があったので、午前中は少し家事雑事を頑張ろうと思っていたのですが・・・。 ちょっとニュースをみるつもりでつけたテレビの画面に、目が釘付けになってしまいました。映っていたのはこちらの動物。 バビルサ - Wikipedia イン…

夏の音

弘前もこの頃やっと暑くなって、盆地の本領を発揮し始めました。でも、おばさん一人暮らしではエアコンを使うほどでもないので、窓を開け、夜になっても閉めず、網戸を頼りに過ごしています。 私の住むところは静かな住宅街なのですが、八時、九時といった遅…

武田百合子『あの頃』を読んでいます 後編

「文は人なり」と聞きますが、武田百合子の文章の魅力は彼女自身の魅力そのものなのだろうと思います。飾り気が無く、あけすけなのに節度があって。偉ぶらないのにどこか知的。そして、愛情深い。 『よしゆき賛江』と題された短い文章で、武田百合子は一目見…