おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

地雷についてWikipediaを読むと、人間って怖い

今週のお題「怖い話」

ja.wikipedia.org

 

 「一番怖いものは人間だよ」なんて、そんな陳腐な、言い古された、手垢のついた、いつかどこかで聞いたような事は書きたくないと思うんです。でも、タイトルに書いたとおりWikipediaの地雷の項目を読むと、「敵にダメージを与える」、「効率的に人を殺す」、そんなことにこれ程の知力・情熱を注ぎ込むなんてと、人間の底知れない闇を思い知らされる気がします。

 本当は上に貼ったWikipediaを読んで頂ければ、完璧に私の伝えたいことを伝えられるし、手間も省けるのですが、皆さんお忙しく、この暑さの中、長いものは中々読む気にもなれないことでしょう。そこで、私がまとめを書くことにします。会話形式で簡潔にまとめます。読んで下さい。

 

 

 地雷ってあれでしょ、踏んだら爆発するやつ。

 

 ざっくり言うとそんな感じ。構造が単純だから安価に信頼性の高い物がつくれるんだ。工夫次第でいろんなタイプの物が作れるし。爆発した瞬間、1mほど飛び上がって空中で鉄球をばら撒くタイプとか。そしたら踏んだ人間以外にも被害を与えられるでしょ。

 

 頭いいね。安くて効果抜群、最高の武器じゃない?

 

 でも、地雷には大きな欠点があるんだよね。それは、一度通過(爆発)してしまえばそこは安全地帯になってしまうこと。

 

 へえ、じゃあさ、捕虜に前を歩かせ、その後ろを行軍すればいいじゃん。

 

 うん。実際にそういうことも行われた。そこで考え出されたのが、一回(一人)の刺激ではなく複数回の刺激で爆発するタイプ。その方が、部隊の先頭を吹き飛ばすより、より多くの被害を与えられるしね。

 

 考えた人、ホントに頭いいね。しかも地雷って、感知する重量の違いによって、対人間だけじゃなくて対戦車用とかも作れるんでしょ?

 

 その通り。敵の人間が踏んでも無駄に爆発せず、戦車の動きを止めるという目的に特化させるんだ。でも、そんな技術の無かった第二次大戦中の日本軍では、兵士が地雷を背負って敵戦車の前に身を投げたりしたんだそうだ。

 

 地雷の威力が大きければ大きいほど、敵に与えるダメージが大きくなると言うことだね。

 

 それがそうとも限らない。安価で数多く使われる小型のものは、即死よりも負傷させる事を目的としているんだ。敵兵1の死は兵力1減だが、重傷者が1名出れば看護や後送にも人員が割かれる。それに苦痛を訴え続ける味方兵の存在は士気を低下させるしね。

 

 なるほど!前に誰かから聞いたことがあるんだけど、地雷におもちゃを取り付けて子供を狙うって話は本当?

 

 それは有名な話だけど、事実として確認されてはいない。でも、戦場において地雷原を突破する「非人道的方法」というのは確かにある。捕虜だけでなく、一般市民を背後から銃で脅して部隊の先頭を歩かせたり。動物を使うこともある。また、「十個の地雷があっても、十一人の兵士がいれば必ず突破できる」という考え方がなされる場合もある。なるほどって思うね。頭いいよね。

 

 うん、人間って凄いよね。人殺しの天才だね。

 

 

 こんなところでしょうか。怖いでしょう?科学や技術の進歩が凄まじくて、本当に恐ろしいじらい(時代)になったものです。是非Wikipediaも読んでみて下さい。では。