今週のお題の「ゾッとした話」について考えていて、落語『まんじゅう怖い』のさわりの部分を思い出しました。
ゾッとするとは、怖い思いをするということだろうと思い、怖いものと言えば「えな」だろうと、そういう思考の流れです。
では、『まんじゅう怖い』のさわりの「えな」について説明した部分を紹介します。
人間誰でも怖いものがある。それは何故かってぇと、生まれたときに「えな」(へその緒や胎盤のこと)を土に埋めるだろ。その埋めた場所の上を最初に通ったもの、それがそいつの恐いものになるんだよ。
私の知り合いで、ミミズが怖くてたまらないという人がいます。彼女は農家の娘なのに、とにかくミミズが怖いので、生まれてこの方、農作業を手伝ったことがないのだそうです。親御さんも呆れなのか諦めなのか、昔からあてにもされていないそうです。
ああ、きっと彼女の「えな」を横切ったのはミミズなのだろう、そんな風に空想します。じゃあ私は?私のえなの上を通り過ぎたのは蛾?蜘蛛?カマドウマ?ひょっとしたら熊?(笑)。一度にたくさんのものが通り過ぎたのかも。皆さんは御自分の場合は何だと思います?
さて、ここでクイズです。泉ピン子さんに「えな」を踏まれた人がいます。誰でしょうか?
答えはね、えなりかずきさん(笑)
『渡る世間は鬼ばかり』の共演は大変だったらしいと、芸能ゴシップでみましたよ。では。