おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

3月20日に見たもの

 四、五日前の新聞に「弘前市の積雪が0になった」とありました。

 二月に何回かドカ雪が降ったものの、三月に続いた暖かさで順調に雪解けがすすみ、例年よりずいぶん早く「積雪0」となったようです。

 そうか・・・、雪解けが異常に早いんだな。明日はお彼岸だし、例年は雪に埋もれているウチのお墓も、今年は雪が無いかも知れない。となると、「雪の中だから」という言い訳でしていない春のお彼岸のお墓参りも、しないわけにはいかないなあ。いかないよねえ。

 どれ、ウオーキングがてら様子を見てこようか。ウチのお寺は歩いて行ける近さなんですよぉ。この「ぉ」に込められた文字には出来ない思い、分かるでしょう?しょうがないよねえ。そう思って出かけた20日。

 完全に雪解け。

 ああ、明日はお墓参りだなあ、どれ、必要なお菓子なんかを買って帰りましょ。

 そう思って、近くのドラッグストアに向かっていますと、なんと!目の前をオープンカーが通り過ぎました。屋根をオープンにして。もうビックリ。三月の弘前でオープンカーを目撃するとは。確かに暖かい日ではありましたが。

 春を待ちきれないって感じでしょうか。運転していたのは男性でしたが、男の人は寒さに強いねえ、おばあさん(見習い)には理解できないよ。ちょっとの間、ポッカーンとなりました。

 さて、ドラッグストアで買い物を済ませた帰り道、またしても「ポッカーンな落とし物」に遭遇。誰かがガードレールにかけてあげたんでしょうね。それは、まだ新しい「学生ズボン」なのでした。頭の中を瞬時に思考が駆け巡りました。

 ・きっと中学生がジャージで下校中に、リュックに適当に挟んでおいて落としたに違いない

 ・冬用の学生ズボンって高いんだよね(1万円ぐらいしたはず)

 ・この男の子の親御さんの落胆は、想像するに余りあるね

 ・「どこで無くしたの?」と聞かれても、落とした本人は全く思い出せないだろうな

 

 等々、私も息子を二人持つ身なので、身にしみてあれこれと考えてしまいました。本当に男の子というものは、いくつになってもこちらを「ポッカーン」とさせる行動をするものです。

 まあ、逆に彼らに言わせれば、例えば、「そんなに面倒くさい墓参り、イヤなら行かなきゃイイじゃん」と、こちらの行動が理解できない事でしょう。息子がいくつになっても、お互いの理解ははかばかしくないようで。

 血のつながった母息子でもこうなのですから、他人の男女である夫婦なんて推して知るべし。オープンマインドを持った奥さん、オープンカーならぬオープンカカアでいるのも難しいものですよね、なんてつくづく思います。では。