おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

「とんだこと」にならなければいいが・・・

 2023年は旅行づいていて、一月に続き、今月頭にも東京旅行に行ってきたのでした。東京二泊、熱海一泊の、三泊四日の旅でした。

 

 東京のホテルは御徒町。近場で面白そうなところがないか探したところ、湯島天神で『梅祭り』が開催中であるという情報をゲット。朝の散歩に行ってみることに。

 

 

 「天神樣」とは、言わずと知れた学問の神様・菅原道真公のことですね。福岡県の太宰府天満宮が本家本元。その太宰府天満宮には「飛梅」と呼ばれる有名な梅の木があります。なんでも、太宰府に左遷された道真公を慕った京の屋敷の梅の木が、一夜のうちに太宰府に飛んできて根付いたのだとか。それで、「天神樣」には梅がつきものなんですね。

 私が暮らす青森県は雪深く寒い土地柄なので、梅が咲くのは四月。しかも、桜の時期とほとんど違わないので、梅って影の薄い存在なんですよ。「一度、梅の盛りに南の地方を訪れてみたい」と思っていたのですが、今回、叶ったと言うことになります。盛りは少し過ぎていたようですが、「飛梅伝説」の天神樣の梅と思えば有り難さもひとしおというものです。

 そして、境内の一角。たくさんの絵馬が奉納されていました。勿論、合格祈願の絵馬です。

 思わず写真に撮ってしまいましたよ。だって、凄いんですもの。

 

 さすが、天神樣!

 絵馬のレベルと言いますか、偏差値と言いますか、凄いんですよ。東京大学京都大学、国立大医学部等々、難関大、難関試験のオンパレード。天神樣も大変だ。

 でも、ちょっと気になったのですが、この個人情報の管理のうるさい今日、実名で志望大学や受験予定の試験を世間に公表して大丈夫なのかな。特に、写真の東大理科二類合格祈願の絵馬は、お母さんが息子さんのために奉納した物で、息子さんの名前もお母さんの名前もはっきり書いてあって、「息子さんの許可は得たのかな?」なんて、気になってしまいました。

 道真公を思う「飛梅」のような親心の絵馬。実名をさらしてとんだことにならなければいいけれどなんて、このご時世、ちょっと心配になるのは老婆心でしょうかね?続く。