おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

久しぶりに雪掻き

 何日ぶり?今日は久々に雪掻きの朝となりました。今日の雪は細かいのに重いという、厄介なタイプでした。

 とは言っても、北陸や北海道の大雪のニュースをみると、楽な方ですね。

 

 まん防中の弘前で家に籠もっていると、雪掻きも「いい運動」と考えていたのですが、あまりにも間が開きすぎると、大儀なものです。お正月の息子その2の、

 「雪掻きってさ、なんの意味も無い労働だよね」

という言葉が思い出されます。

 「そう言わないで。お母さんは毎冬、一人でこれを繰り返してるんだから」

 そう返しますと、息子はばつが悪そうに笑っていましたっけ・・・。

 

 19日の新聞に、『除雪費67億円超す 過去最大』という見出しがありました。

 「除雪費ってさ、なんの意味も無い支出だよね」、そう思ってしまいました。勿論、除雪に携わる業者や関連する業種にとっては、有り難い「仕事」だろう事はわかります。でも、同じ建設業にお金が回るなら、もっとこう建設的な、次の雇用や地域の活性化に繋がるような、そういうお金の使い方がいいなあと思ってしまうのです。

 雪の無い地方の方、どう思われます?雪を片付けるために67億って・・・。

 

 巨額の費用を生産性ゼロのものに投じている、そう考えていたら、類似のものとして思い浮かんだのが、古代エジプトのピラミッドです。

 私が子供の頃は、ピラミッドは奴隷を使って建造されたと読み物にありました。ところが最近の研究では違っていたらしいですね。ピラミッドの建設現場近くには労働者のための町が作られていて、食事もなかなかいい物を食べていたということが分かって来たのだそうです。ピラミッドは労働者を雇って作られた、特に何も産まない巨大建造物らしいのです。

 ところが、ところがですよ。

 作られた当時は恐らく王の自己満足に過ぎなかったピラミッドですが、今日では、エジプトの観光収入源として大きな役割を果たしているのは間違いありません。もし私がエジプトを訪れる事が有るならば、ギザのピラミッドは絶対に外せませんもの。皆さんだってそうでしょう?

 こう考えてみますと、何が幸いするか、先の事は分からないものです。今は邪魔者扱いの雪ですが、ひょっとしたら、何か画期的な利用法があるかも知れません。

 ピラミッドは日本語では「金字塔」(漢字の金に形が似ていると言うことから)と言いますが、どなたか雪の利用法について、何か素晴らしいアイデアを見いだし、それこそ雪国の救世主たる金字塔を打ち立ててはくれないものかと、切に願っているのです。では。