おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

家買って、イエーイ!ってもんでもない

今週のお題「人生で一番高い買い物」

 

 持ち家に住んでいます。20年以上になります。絶対的に「人生で一番高い買い物」になりますね。

 

 今年の雪は多かった。屋根に降り積もった雪がとんでもない厚みのまま氷柱付きで軒先にせり出し、カーブし、あれあれと思っているある日、恐ろしい轟音と共に落下。それを一冬に何回か経験します。毎年のことですが、今年の轟音は中にも凄かった、そんな気がしつつ迎えた春。

 隣家との境界の雪が溶け、およそ四ヶ月ぶりに家の裏手に回って二階を見上げますと、ベランダが破損してる!屋根雪だ!屋根雪にやられた。

 すぐに来てくれた建設屋さんに見積もりをお願いしたところ、古くなっているので、全体的にペンキも塗った方が良いとのこと。そうですね、後々の事を考えればやった方がいいですよね。

 足場の設置から撤去まで2週間。新しくなったベランダはいい感じです。思いがけない出費は痛かったけれど、仕方ない。自分の家だもの。まだまだ住むのだもの。

 ベランダ修理の支払いも済んで、さっぱりとした気持ちでいたところ、給水ボイラーの異変発見、水が漏れてる~!

 

 「11年目なので、まあ寿命といえば寿命ですねえ。修理も出来ますけど、修理代高いんですよ。修理の場合、メーカーさんの出張料もかかりますし。」

 「ということは、今の箇所を直しても他の箇所が故障したりする可能性もありますよね」

 「そうですね。場合によっては、また二、三年で故障とかもあり得ますね」

 「ニュースで、今はボイラーが品不足って聞いた気がするんですけど」

 「ちょっと前まで全然入ってこなかったんですけど、今は大丈夫。でも、凄く高くなってます」

 「はあ・・・。ちょっと考えます」

 

 以上のようなやりとりを設備屋さんとした後、夫と相談。結果は、

 「やるっきゃない、交換だ」。

 

 高い買い物について私が思うのは、高い物はその維持費もばかにならないということです。「買う」か「買わないか」、人はそこで迷いがちですが、維持できるか出来ないか、メンテナンスにお金をかけられるか、そこもよくよく考えるべきです。

 今、私はちょっとおびえています。

 年数がたって古びているのはボイラーだけではない。次はなんだろう?テレビ?冷蔵庫?いえ、ちょっと待って。家電はほとんどが二台目だよね。この家の中にあるもので一番古く老朽化しているものって、「私」じゃない?

 「私」が高いか安いかはともかく、交換部品は望めないのですから、なるべく長く使用に耐えるよう、メンテナンスに気を配る必要がありますね。せっかくある持ち家ですから、出来るだけこの家に暮らせるよう、そこをモチべーションに頑張ろうかと思います。

 高い買い物はモチベーションを上げてくれる、そういう効果もあるかもしれません。持家のモチはモチベーションのモチ、そんな風に自分を励まして頑張ろうと思います。では。