おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

牛滝小中学校、再開するってよ

 昨年6月、数年ぶりに故郷・下北半島を旅しました。そのことは旅行記としてこのブログに書いたのですが、その中のエピソードの一つがこちらになります。 

 

chokoreitodaisuki.hatenablog.com

 

 この記事の中で、佐井村牛滝地区の牛滝小中学校について触れています。かつては本州で唯一のへき地5級の学校であったこと、2021年からは生徒がいなくなったために休校していること等です。

 それがですね、なんと言うことでしょう!

 19日の地方紙・東奥日報によりますと、この4月からその牛滝小中学校が再開するのだそうです。

 同紙によりますと、

・1月末現在、牛滝地区は38世帯、89人が暮らす

・小学生の姉弟二人(四人兄弟の上二人)が、村内(の別の小学校)から転校してくることになった

・地区で生まれた子供が入学する26年春に再開予定であったが、3年前倒しとなった

・牛滝小中学校には校長や教頭、学級担任ら4人程度が配属となる見通しである

 

 驚きました~。

 記事の内容にも驚きを覚えましたが、それ以上に私の心に響いたのは、人生の不思議と言いますか巡り合わせというものの不思議と言いますか、そういった思いでした。

 牛滝地区を訪れた偶然。子供の頃の思い出から牛滝小中学校について調べてみようと思った偶然。ブログネタにしようと思った偶然。そして新聞記事で再開を知る偶然。

 これを読んで下さっている皆さんもそうですよね。縁もゆかりも無かった牛滝小中学校との偶然の出会い・・・。不思議な出会いってあるものですよね。ちなみに私は丑年なんですよ、関係ないですけど。

 

 新聞記事に、「1989年度以降、県内で2年以上休校した小中学校が再開するのは初めて」とありましたが、そうでしょうとも。そうしょうちゅうあることではないでしょう。そういう滅多に無いニュースを興味深く読めた偶然を大変面白く、有り難く感じているのです。

 

 地方都市に住んでいると、平日のお昼に買い物に入ったお店が、お客より店員の数の方が多かったなんてことがしばしばあります。再開される牛滝小中学校は、生徒よりも先生の数の方が多いという特殊な状況になるようです。そういった事も含め、たった二人の生徒さんは一般的な小学生とは全く異なる学校生活を送ることになるわけです。どうか、毎日を元気に楽しく、そしておおいに学び、良き学校生活を送って欲しいと、エールを送りたい気持ちでいます。袖すり合うも多生の縁、偶然の縁がギューッと詰まった滝小中学校なのですから。では。