おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

珍獣「バビルサ」

 今日は午後から友達と会う約束があったので、午前中は少し家事雑事を頑張ろうと思っていたのですが・・・。

 ちょっとニュースをみるつもりでつけたテレビの画面に、目が釘付けになってしまいました。映っていたのはこちらの動物。

 

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 バビルサ - Wikipedia

インドネシアの一部の島にのみ生息するバビルサという名前の、イノシシの仲間です。絶滅危惧種。バビルサと言う名前は現地語で、「バビ」は豚、「ルサ」は鹿を意味するのだそうです。

 鼻の上から突き出て自分の頭を突き刺さんばかりに伸びるていのは、上顎の牙なのだそうです。いつからか「牙は最後には頭に突き刺さって死に至る」という話が広まり、「自分の死を見つめる動物」という呼び名がついたとか。大変興味深い生き物ですので、是非、Wikipedia(もちろん他のものでも)読んでみて下さい。

 

 バビルサにつられてテレビを見つめている内にお昼になってしまい、あたふたとご飯を済ませ、車で迎えに来てくれた友達と弘前公園へ。今日は弘前公園ウオーキングし、その後、公園近くの藤田記念庭園内にあるカフェで、かき氷を食べようということになっています。

 公園内の桜の木の深い緑を惚れ惚れと眺めたり、蓮の花のピンクにうっとりしたり。友達は「鴨が大きくなった」としきりに感心していました。一時間ほど歩き、まるで事件の犯人がアリバイ作りを終えたかのように、「運動した、運動した」とカフェに向かいます。友達は初志貫徹で「マンゴーミルク氷」、私はなぜか急に心変わりがおこり、「和風パフェ」をそれぞれ注文しました。

 

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友達のマンゴーミルク氷と私の和風パフェ

  目の前に「和風パフェ」が置かれた瞬間、これはとんでもないカロリーだと悟りました。いや、まあ、悟ったというかなんというか、分かってはいたのだけれどもさあ・・・。勿論、完食。友達も当然ペロリ。

 

 帰りの車中、友達が言いました。

 「年のせいか、全然体重が落ちないの。どうしたらいい?」

 ああ、口とは悲しい器官ですね。マンゴーミルク氷を食べた舌の根も乾かぬうちに、その同じ口から発せられるこの言葉。でも、その気持ち痛いほどわかるよ、友よ。私なんか、選りに選って「パフェ」だよ、餡子たっぷりの。何のためのウオーキング

 

 初めに書きましたが、バビルサは現地語で「豚」・「鹿」という意味です。ひょっとして私たちって、日本語という現地語では「馬」・「鹿」なのかな?

 せめて「自分の非を見つめる」ようでありたいものです。では。