おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

ゆうれい展(ギャラリー森山)へ その2

今週のお題「暑すぎる」

 

 弘前市の『ギャラリー森山』へ「ゆうれい展」を見に行ったのですが、面白い「私の発見」があったので、鼻高々と皆さんにご紹介したいと思います。暑すぎる毎日に、少しは涼しさがお届けできれば幸いです。

 

 沢山の幽霊画の掛け軸があったのですが、ガラスの展示ケースの中にかけられていました。展示ケースは展示場の壁に沿って、直角に曲がっています。

 

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 一番隅に飾られた、グレーの無地を背景に浮かび上がる幽霊(幽さんと呼ぶことにします)の表情が気になりました。よく見たいと思うのですが、ちょうど、手前のガラスが直角に折れるのが邪魔になるのです。そこで、少し後ろに下がって右方向をのぞき込むと、

 

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 ガラスのせいで、朱色の帯をしめた幽霊が映り込み、幽さんは彼女のお腹にすっぽりと入り込んでしまうのです。幽さん、怖いって・・・。

 そこでさらに後退してみると、

 

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 なんということでしょう。幽さんはすっかり消えてしまい、朱色の帯の幽霊だけが悲しげに立っているのです・・・。

 

 ところが、展示ケースの側面、幽さんの真向かいもガラスになっているので、側面に立って向こうの壁をみると、

 

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 幽さんが忽然と姿を現わすのです・・・。

 これ、ちょっと背中がザワッとしますよ。

 

 仕組みとしてはガラスの反射とか光の屈折とか、そんな科学的根拠があるだろうことは分かるのです。が、わざと怖がって楽しむような、人間ってそういう屈折したところありますよね。では。