おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

私は「西洋かぶれ」なのかも

 一昨日の記事で、住んでみたい憧れの街として、ローマをあげました。

 また、昨日の記事では漫画『おれは直角』について書きましたが、『おれは直角』には、北条照正という、代々城代家老を勤めている立派な家柄の跡取りが登場します。Wikipediaでは、長崎で蘭学を学んだ彼は、「西洋かぶれ」と表現されています。

 ハッとしました。ひょっとして私って、「西洋かぶれ」なのかも?

 

 海外旅行といっても数えるほどしか経験はなくて、テレビで楽しむことが主なのですが、外国、特にヨーロッパの「石の文化」はワクワクします。

 かつて日本の建築物は西欧人に、「日本の家は木と紙で出来ている」と驚かれた、というような記述を何十年も前に目にしたことがあります。確かに、私達にとって木造建築は身近です。反対に、石と言えば、石垣や古い橋などしか見たことがなく、そんな目に映る大理石の大聖堂などは圧巻、言葉を失うほどの衝撃をもって迫ってきます。やられちゃうんですよね~。

 結局は無い物ねだりと言いますか、自分の身近にはないものに惹かれるという、人間の習性のなせる業なのかも知れません。

 ただ、私の漠然とした外国への憧れがいつどのように形成されたのだろうと考えたとき、昔々に読んだ少女漫画の影響も大きいような気がするのです。

 わたなべまさこ先生の『ガラスの城』はイギリス。竹宮恵子先生の『空がすき!』はフランスが舞台。なんたって、主人公の名前がタグ・パリジャンでしたもの。そうそう、フランスと言えば『ベルサイユのバラ』はお約束ですね。

 他にも『ポーの一族』『キャンディ・キャンディ』『カプリの真珠』『エイリアンストリート』、変わったところでは『王家の紋章』など、外国を舞台に、金髪碧眼の登場人物達が華麗に人間模様を繰り広げる少女漫画は、枚挙に暇がありません。

 ほんの子どもの頃から社会人になるまで、たっぷりと浸った少女漫画の世界、影響を受けていないわけがない!私の「西洋かぶれ」はきっとこうやって始まったのでしょう。歴史も、日本史より世界史の方が好きですね。不思議というか残念なのは、英語の勉強に身を入れなかった事です。学生時代、もっと一生懸命やっておけば良かった・・・。

 ところで、「かぶれ」には「発疹(ほっしん)」がつきものですが、何かをしようと思い立つことを「発心(ほっしん)」と言いますね。

 何かを始めるのに遅すぎる事は無いとか、よく言うじゃ無いですか。ここは一つ、奮起して英語の勉強を頑張ってみようかな。せっかく「西洋かぶれ」の私なのですから。では。