梅津栄(うめづさかえ 1928〜2016)さんという俳優さんはご存知でしょうか?お名前を聞いてピンと来なくても画像検索でお顔をご覧になれば、「あー分かる。良く時代劇でお公家さんの役とかやってた人だ!」とお分かりになるかと思います。
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上の過去記事で、沖縄の有名な『海人』Tシャツの画像をあげていますが、この『海人』の文字を書かれたのが、書家としての顔も持っていた俳優・梅津栄さんなのです。私はそのことは、ぼんやりとですが記憶にありました。でも、ブログを書く前に一応正確なところを知らべておこうと、ネットにあたってみたのです。
私の記憶も満更ではなく、やはり『海人』を書いたのは梅津栄さんで間違いないようです。そして、更に驚いたことに、この『海人』だけではなく、ある有名なセリフ回し(?)もまた、梅津栄さんによって生み出されたものだということを知りました。
「これ読者、そちはなんだと思うかのう?」
いきなりアニメ『おじゃる丸』のような言葉遣いになりましたが、それはですね、答えが「おじゃる」だからなのです。
Wikipediaによりますと、
時代劇で公家役を演じる際には江戸時代の公家の習俗を夫人の助力で調査した『〜おじゃる』という言葉遣いを初めて使用した、と本人がコメントしている
へー、そうなんだー。
今私達は、お公家さんの言葉の語尾といえば「〜でおじゃる」を当たり前のように思いますが、梅津さんの発明だったんですね。
ということは、アニメ『おじゃる丸』も梅津さんあってこそ、梅津栄さんは『おじゃる丸』の生みの親「生人(ウミンチュ)」でおじゃるかも、と、私がおっしゃる。(まる)。では。