子供の頃からの習いで新聞は裏、つまりテレビ欄から読み始めます。今日のテレビ欄はどれもこれも視たことがあったり、中には昨日視たばっかりのものだったり再放送だらけ。いくらコロナ禍のせいとは言えヒドすぎると憤慨しながらよくみると、昨日の新聞でした・・・。
気を取り直し、今日の東奥日報を手に取り直し、やはりテレビ欄からみていきます。17面に面白い写真が載っていました。それはサントリーの『デカビタC』という飲料のCMについての記事でした。
私はCMと聞けば当然「テレビCM」と思うのですが、皆さんもそうじゃないでしょうか。あ、ラジオCMというのもありますね。いずれにしろCMというものは、企業が何らかの番組のスポンサーになって、その番組の合間に流されるものだと思っていました。「続きはCMの後」とか、「チャンネルはそのままで」とか。
ところが記事によりますと、地方の有名「ゆるキャラ」がデカビタCを飲んで変身するというそのCMは、本日10時からYoutubeで配信されると言うことだったのです。
視ました。面白いです。デカビタC、飲んでみたくなりました。そして思いました。若者のテレビ離れが顕著であるというのは本当なんだなあと。デカビタCという商品のターゲットは若者でしょう。であれば、若者の視ないテレビでCMを流しても無意味なわけで、そこでYoutubeなんでしょうね。
テレビCMの場合は、視聴率のいい番組であればその合間のCMも多くの人に視られることになります。が、視聴者の選択という厳しい「ふるい」の上に残らなければならないYoutubeにおいては、より面白く斬新なCMの制作が求められると思います。新しくなければふるいにかけられてしまうという、厳しい世界ですね。
さらに同じ東奥日報6面には、青森県黒石市のゆるキャラ『にゃんごすたー』が、デカビタCを飲んでゆるくなくなった姿で一面広告として登場していたのです。もちろん、にゃんごすたーはYoutubeにも登場しています。
これはちょっと狙いがわかりませんでした。若者は「テレビ離れ」以上に「新聞離れ」しているでしょうし、新聞を熱心に読む層はQRコードから検索したりしないのではないかと思うのです。私自身もやりません。
ただ、新聞を読まない層とYoutubeなどを視ない層との共通の話題になる可能性はあるかもしれません。もしもそういう広がり方をみせたなら、それも広告の新しい在り方という気もします。実際に、私は一人暮らしで残念ながら「ねえねえこの広告・・・」と話しかける相手がいないので、こうしてブログで皆さんにお知らせしているわけです。
世の中の変化のスピードは凄まじく、なんとか追いすがっているつもりが、既に周回遅れだったりします。でも、こうして「面白い」ものとの出会いもあるのですから、息切れしつつ頑張っていきたいと思うのです。デカビタC、効くかなあ(笑)。
ちなみに、「ゆるキャラ」がデカビタCで「ゆるくないキャラ」に変身と書きましたが、津軽弁では、きついとか大変だということを、「ゆるぐない」と言います。
にゃんごすたーも、ゆるぐないっきゃの、ゆるキャラだのに。(にゃんごすたーも大変だね、ゆるキャラなのに)このように使います。では。