おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

子供の遊び方も世につれて

 息子その2から聞いたのですが、ツイッターからの情報です。

 

 お子さんの友達が「遊ぼう」と訪ねて来たそうです。てっきり家に上がるのかと思ったらすぐに帰って行って、その後、二人はオンラインゲームで遊び始めたそうです。

 

 この話を聞いて、いろいろ思うところがありました。まず本題に入る前に、息子から「話の枕」といいますか、「知識の前提条件」が示されたのですが、

 「今はさ、友達同士でオンラインでゲームをするんだけどさ」というものでした。ゲームをしない母のために、恐らく知らないだろうと思って教えてくれたのでしょうが、知っとるわ!

 でも、小学生ぐらいのうちからもうオンラインゲームなんだね~。そこはちょっとびっくり。それでいてスマホは持ってないから、「友達の家に歩いて行って約束する」という、アナログ的可愛らしさ満載の行動もするのね~。

 うん?ちょっと待って。

 わざわざ「友達の家に歩いて行って約束する」ということは、双方あるいはどちらかに「家電(いえでん)」がないということ?そうかあ、小さい子供がいるような「若い家庭」では、家電がないのも当たり前なのよね。

 世の中、凄いスピードで変わっていってますね。

 

 ウチの息子達が小さかった頃も、ゲーム機の登場で子供の遊び方に大きな変化が訪れた事を覚えています。

 誰かの家に「コントローラー」を持って集まって、全員がテレビ画面に向かって、「おお!」とか「うわっ」とか言いながらAボタンとかBボタンとかを必死に押しまくる。中には自分ではプレイせずに「みてるのが好き」と、ただひたすら画面をみている子がいたり。

 我が家に集まってそうやって楽しんでいる子供達をみながら、私と夫は、「せっかく友達が集まっているのに、ゲームなら一人でだって出来るだろうに」そんな事を言い合いました。

 子供達にしたら余計なお世話で、ゲームは一人でやるのも勿論楽しいけれど、友達と集まってやるのは何倍も楽しいのだそうで。上手い人のをみているだけでも、メッチャ楽しいと言っていたのを覚えています。

 そこからわずか十数年、友達と集まる必要さえないという、まるで今のwithコロナの状況を見越したかのような世の中の変化です。

 

 電話だって、昔は「電話」は「電話」、家に固定されているのが当たり前でした。それが「携帯」電話の登場で、区別するために「いえでん」という略称が生み出され、今ではケイタイやスマホの方がメジャーな存在になりました。

 その昔、一人暮らしを始めるときには何万円も出して「電話の権利」を買っていた時代があったなんて、息子達の世代には信じられないでしょうね。きっと、父や母にも「電話代を気にしつつ長距離電話する」若い頃があったのが想像つかないのと同じぐらいに。

 昭和は遠くなりにけり、「電話にはでんわ」という駄洒落は、完全にアウトでしょうね。オン・ザ・ラインですらなく・・・。では。