おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

食洗機は私を大らかにする

今週のお題「マイベスト家電」

 

 食洗機様々の日々です。20数年前に家を建てたときに食洗機を導入しまして、現在の機種で二代目。食洗機の無い生活は考えられない、それ程頼りにして暮らしています。

 

 汚れ落ちがどうこうとか、一度に全部洗えないとか、結局鍋類は手で洗うとか、マイナスポイントも探せばきりが無いのでしょうが、結局は使う側との相性の問題なのかなと思います。

 私はかなりずぼらな性格、まあ、怠け者と言うことですね、そういう性格です。ですので食器洗いは嫌いです。なので本来は、いかに使う食器の数を少なくするか、洗い物をせずに済ませるかに腐心すると思うのです。そして、その結果は、非常にギスギスとした生活を送ることになっただろうと想像するのです。

 「なんでこんなに洗い物が出るの!」「なんでいつも私が洗うの?」とか。

 

 ところが、子供が小さいうちから食洗機を導入した私は、食器に関してだけは「いいお母さん」だったと思うのです。

 「きちんとお皿に出して食べなさい」とか、「コップで飲みなさい」とか。そういうしつけが出来たと思っています(多分)。

 また、夫も食洗機で食器を洗うことは率先してやっていたので、無駄な夫婦げんかをせずに済んだとも思います。

 最近では、帰省した男三人で盛大に酒盛りをして、次から次へとグラスを使うという場面もあるのですが、「どうぞお好きに」。結構いいグラス類もあるようですが、かまうことは無い、全部食器洗い機に突っ込みます。食器洗い機に入れて欲しくないグラスがある場合は、自分で手洗いすること、というルールです。

 いつまでも果てない酒盛りに付き合いきれずに、私が先に寝てしまった翌朝は、誰かが食洗機を回してくれたらしく、シンクがきれいに片付いています。

 「あら、誰かが食洗機やってくれたのね」起き出してきた夫にそう言いますと、

 「俺に決まってるだろ」という返事がお決まりです(笑)。

 息子たちは、言いつければやるという程度なのです。それでも、「お母さん出かけるから、食器洗い機やっておいてね」と言い置き、帰宅したときには綺麗なキッチンになっているというのは、気分の良いものです。

 

 普段は一人暮らしなので、しばしば友人達がお茶に来てくれるのですが、その際も片付けを気にせず、食器をどんどん使えるのも嬉しいです。テーブルが賑やかになりますから。

 帰り際の、「洗い物手伝いましょうか?」という友人達の申し出を、「大丈夫、食洗機があるから」と遠慮でき、友人達も「そうよね」と、気兼ねなくおいとま出来るというのも素晴らしい。

 

 以上、食洗機によって生活に潤いがもたらされたと感じているのですが、実は潤いは生活だけではなくて、私の「手」にももたらされているのです。乾燥肌で子供の頃から手荒れがひどく、ハンドクリームが欠かせない「手」なのですが、普通にケアしていればひどく荒れると言うこともなく、主婦湿疹に悩まされると言うことも無く過ごしてこれました。これも食洗機のお陰だと思っています。本当に食洗機様々です。

 最後に、アライグマはラスカル、(食器)洗い機はタスカル、このダジャレを私の食洗機に捧げ、感謝の意を表したいと思います。では。