おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

見ているようで全然見ていない

 一昨日、市役所でしなければならない手続きがあり、行ってきました。

 弘前市役所はお城の堀に面していますので、どうしても外堀沿いの桜を見ながら車を走らせることになります。

 満開でした・・・。

 去年の昨日の私のブログ記事を見返しましたら、弘前公園のお花見に行ったことが書いてあり、添えられた写真にはお堀の「花筏(はないかだ)」が写っていました。皮肉だな~。ここ数年の弘前の桜はGWを待たずに散り始めてしまい、祭り関係者ばかりではなく、市民皆をヤキモキさせていたのに。よりによって、今年はゆっくり咲いて長持ちしているみたい。自然は人の都合なんかに合わせてくれませんものね。

 ↓ (昨年、4月29日の記事です)

花筏(はないかだ)の弘前公園です - おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

 

 市役所での用事が済んでまっすぐ家に帰るのですが、駐車場出口は渋滞を避けるため、我が家とは反対方向の左折推奨。仕方なく、外堀をぐるりと回る形で帰路につきました。

 弘前公園には何カ所か門(入り口)があるのですが、全て厳重に閉鎖され、警備の方が立っています。所々に設置された看板には「立ち止まらないで下さい」「三脚を立てての撮影はしないで下さい」といった注意が書かれています。

 赤信号でとまり、お堀沿いの桜を眺めていると、向こう岸に大きな鳥が一羽見えました。

 「あっ、サギだ。あれっ、いつも見るのより、なんか大きい。羽も青みがかってる」

徒歩であれば写真を撮りたかったのですが、残念ながら車です。でも、心のフィルムにしっかり焼き付けておこう(表現が昭和ですね)。そして、帰宅したらネットで名前を調べよう。そう思いました。

 私は特に鳥が好きだというわけではないのです。なのになぜ「名前を調べよう」とまで思うのか。それはですね、そこに一種のクイズ的感興があるからなのです。私はその鳥(サギであることは間違いないと思います)をみたとき、「アオサギではないか」と思ったんですね。アオサギの実物は見たことがないのですが、名前は知っています。名は体を表す、羽が青いサギ=アオサギ、これが果たして正解なのかどうか、確かめてみたいと思ったのです。

 ところが。

 画像検索で出てくる「アオサギ」は全体的に青っぽい。お堀でみたのは、体は白くて、羽の先端部分が青かったような。また、画像では頭にも黒っぽい筋があるけれど、どうだったけ?なんともあやふやで、全然心のフィルムに焼き付いてなかったのです。ちゃんと見て覚えておこう、そう思ってさえこの有様です。

 

 今年は弘前公園のお花見が全面的に中止になってしまって、例年以上に「桜が見たい」と、「無い物ねだり」心理が働いている私なのですが、ちょっと厳しく自分に言い聞かせたいと思います。

 「サギ一羽でさえ、心に留めることが出来ないんだよ!今年の桜に固執する理由ある?桜は毎年咲く。来年の桜に浮かれられるよう、今は我慢。自粛がんばろう」

 

 とはいえ、春には桜を愛でたいと思うのが日本人。

 私の去年のブログには弘前公園のお花見の記事がたっぷりです。よろしければのぞいてみて下さいね。

 あれっ、今ひょっとして、「最後はなんだか、サギにあったような気分」と思いました?気のせい、気のせい・・・。では。