おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

おばさん歩けば桜にあたる

 去る5日、お友達に誘われて弘前市総合運動公園にウォーキングに行きました。

 「2時頃、歩きませんか」というお誘いのメールに気づいた11時過ぎ、ちょうど雨がポツポツ落ちてきていました。天気予報を確認すると、2時の降水確率90%。久しぶりに歩きたかったのですが、「雨で無理みたいですよ」と返信して諦めました。

 ところが、昼過ぎからだんだん天気が回復し、2時には爽やかな青空となりました。慌ててその友人に電話して、急遽歩くことに。コロナウイルスを警戒してどうしても閉じこもりがちになってしまうので、友人に会うことも、ウォーキングをすることも、とても嬉しくってウキウキとしてしまい、運動公園で何か作業をしてた職員のお兄さんにジッと顔を見られてしまいました。

 えっ、何?3月にウォーキングする人が珍しいの?でも、私以外にもおばさんの姿がちらほらあるけど?そんな事を思いながら待ち合わせ場所へ向かいました。

 ひとしきりしゃべったり笑ったり、おばさんのウォーキングは足ばかりでなく、口や顔の筋肉も良く動くのです。でも、歩くのは二人とも久しぶりなのであまり無理をせず、3、40分ほどで切り上げることにしました。

 

 二人で駐車場に向かう途中、何か枝を抱えたご婦人を発見!

 「ねえ、あの方の抱えている枝、桜じゃない?」「どこかで貰えるのかも」

あっ、と思い当たりました。私が待ち合わせ場所に向かっているとき、野球場の陰で作業をしていたお兄さん。私の顔を見て目が合ったのは、桜の枝をもらいに来た人かと思ったからに違いない。そう友人に話し、急いで野球場に向かいました。何かを貰えるとなったときの人の勢いって凄いですね。ウォーキング以上に足取りは元気でした。

 剪定した桜の枝は「お一人5本まで」ということで、好きな枝を選ぶことも出来るし、親切に5本ずつに束ねてあるものを頂くことも出来るのでした。私も5本頂いてきたのですが、その内の3本を居間に飾りました。

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 職員の方がおっしゃるには、「2週間程度で咲きますよ」ということでした。楽しみです。

 私の住む弘前市は桜の街として名高いのですが、その桜が見事な花を咲かせるのは、リンゴ栽培で培った剪定技術によるところ大なのだそうです。私は今回たまたま運動公園で桜をゲットしましたが、弘前公園でも毎年希望者に剪定枝を配布しています。

 昔から「桜剪るバカ、梅剪らぬバカ」と言って、桜は剪定するものではないとされています。私たち弘前市民にとって、剪定した桜の枝を手に入れて、この時期に室内で一足早い桜を楽しむというのはそれほど珍しいことではありません。でも、ひょっとしたら、他の地方の方にとっては「なんて贅沢!」と思われるようなことなのかも。開花のあかつきには、拙ブログで写真をご紹介したいと思います。

 

 せっかくウォーキングの誘いを頂いたのに雨。ところが、天気予報を覆し、一転しての青空に。そして、運動公園では桜の剪定枝を頂く。

 禍福はあざなえる縄のごとし、と言います。コロナウイルスで先行きが案じられる今日この頃ですが、せめて気持ちは明るく前向きに、ささやかな楽しみ・喜びを見つけたいと思います。桜の開花のブログ、お楽しみに。お読み下さる際は、是非「開花の回か」と言って下さいね。では。