4月21日(日)の弘前公園です。咲き始め~8分咲き、といったところでしょうか。
『徒然草』に、「花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは」とあります。「花は満開を、月は晴れた時だけを楽しむものだろうか、いやそうではない」というのが現代語訳です。
ということで、満開の桜の下では目にとまることもない足下に、フォーカスしてみました。(ちょっと意味違うか?)
桜の花は「枝」に咲くのが普通ですが、幹や根元から咲くこともあります。それは「胴吹き(どうぶき)」の桜と呼ばれますが、主に古い桜の木に見られるそうです。
胴吹きの桜とスミレ。なんだか、どちらも可憐で健気な感じで、親近感を覚えた私です。(ここ、笑うところじゃないですよ)
↓ 黄色い花は名前が分かりません。ご存知の方、教えて下さい。
↓ これは分かります。水芭蕉。私の故郷では「ベゴの舌」と言います。
↓ 紫の花は調べたところ、エンゴサクだと思われます。違っていたら教えて下さい。善後策を考えます。
↓ これは「花」ではないのですが、若葉の黄緑色がまるで蕾のようです。
↓ さて、こちら。
下乗橋(げじょうばし)の下にスミレ。下乗橋は人気の撮影スポットなので、橋の下、しかも天守閣の反対側にスポットが当たることは無く、人々の視線からスポッと抜けている場所なのです。やっぱり可憐で健気なスミレ。やっぱり親近感・・・。続く。