昨日、「座敷」のことを書いていて気づいたのですが、「座敷」って、丁寧語の「お」を付けるか付けないかで意味が違いますね。
例1 父親 「お母さんは?」(お母さんはどこにいるの?)
子供 「座敷」(お客さん用の部屋で何かしてるよ)
例2 父親 「お母さんは?」
子供 「お座敷」(芸妓である母は、お仕事に行きました)
※ネットの新潟の芸妓さんの記事によりますと、今は結婚・出産しても芸妓を続ける方もいるのだそうですよ
子供の頃は、「奈良漬け」には「お」をつけてはいけないという単純なネタで、ゲラゲラ大笑いしていたものです。子供って、そういうネタが好きですよね。
大人になったある日。30代だったと思います。給油のため、ガソリンスタンドに入りました。担当の「おばちゃん」従業員は、車の窓を開けた私に聞きました。
「お満タン?」
一瞬の間があって、二人で爆笑。
「何でも、『お』を付ければいいってもんでもないね」
その方は笑って付け加えました。ある種のおばちゃんって、そういうネタが好きですよね。
ちょっと話は飛びますが、花魁(おいらん)って、なんで花魁っていうのか知ってます?昔、何かで読んだのですが、
人をだますと言えば、狐。狐は「尾」を使って化けますが、花魁ぐらいになりますと、尾っぽなんか無くったって、簡単に男をだます。尾はいらない。尾いらん、というわけです。
上手いこと言うねえ。こんなに綺麗なオチのあとでは、私のダジャレなんかとてもとても。今日は尻尾を巻いて退散することにします。では。