26日(土曜日)の夜、NHK総合で『フェイクバスターズ』という番組をみました。
インターネットやAIの発達によって、私達は、With fakeの時代を生きていかねばならないのだということでした。
世の中にあまりにもフェイクが溢れていて、しかも、人間の能力では真偽の判断が不可能という状況。フェイクがあって当たり前という前提で生きるのが、With fakeの時代という意味のようです。
番組の中で「なるほど」と思ったのは、「もはや人間がフェイクを見抜くことは不可能なので、機械に判断してもらう技術の開発が重要」という専門家の発言でした。
番組が進むにつれ、大変な世の中になったもんだと思いつつ、ちょっと待って、とも思いました。特に、「(ネット情報に対して)マスメディアの果たすべき役割が大事」という意見に対しては、ちょっと待ってを通り越して、何言ってんの?と思いましたよ。
今がフェイクが溢れている時代?はあ?昔からそうでしょう?
大本営発表が嘘ばっかりだったって、今は皆知っています。
がん患者の藁にもすがる思いに付け込んで、SNSで高額商品を売りつける?そんなの昔から、特にアヤシゲな宗教のやり口でしょう?
詐欺の被害は昔からあったし、都市伝説の類いは掃いて捨てるほど。
マスメディアのチェック機能?「ノストラダムス」関連の書籍は大手出版社も出したでしょ?色々な霊能者や占い師をさんざん持ち上げたのはテレビ局ですよね?芸能ゴシップだって、事務所の力関係で操作されていますよね?
世の中にフェイクが溢れているなんて、今に始まったことじゃない。人間が「自分の信じたいものを信じる」という性質を持つ限り、フェイクはなくなることはないでしょう。いつだって、私達はウィズフェイク、「浜の真砂は尽きるとも…」です。
そしてもう一つ、気になったことがあるのですが。
「その後のやり取りは、ラインを通じて送られて来ました」
というナレーションがあったのです。え、ラインって、LINE?NHKで個別の企業名出していいの?他はSNSとしか言わないのに?ミス?ミスならまだいいけど、意識的?何か意図があるの?
私、考え過ぎてます?
あれ?ひょっとして、私も番組で紹介されていた、娘さんを困らせているお母さんと同じく、陰謀論者になってる?
そう言えば、この番組は10時スタートの予定が、10分遅れになったようでした。それって、野球のせいなのかな?いや、きっとそうに違いない。何か大きな力が、『野球一族の陰謀』がうごめいていたのでしょうね、違いない(笑)。では。
※柳生一族の陰謀って、ありましたよね。懐かしい…。