タイトルでビックリされた方がいらっしゃいましたら、ご免なさい。私の事ではありませんので。
昨日の拙ブログにて、「津軽じゃんけん」の説明をしました。戦前の津軽地方ではじゃんけんの勝ち負けが逆だったそうで、そのため、一定年齢以上の津軽人は、じゃんけんの勝ち負けの判断に戸惑うことがあると言うことでした。
昨日、体操教室で、「手と脚じゃんけん」をしながらこう思ったのです。
「この体操は”頭の働きの衰え具合”を測るものでもあるのだろうな。私が間違うのは、純粋な”衰え”によるものだけれど、根っからの津軽人は不本意なんじゃないかな。間違うのは年のせいではなくて、”津軽じゃんけん”のせいだって」
そんな事を考えながら手と脚を動かしていたとき、30年も前に知人から聞いた話が思い出されたのでした。「不本意」繋がりの連想でした。長い間眠っていた記憶がよみがえったのは、やっぱり体操の効き目でしょうかね・・・。
思い出した話 その1
知人のお母様が脳出血で手術を受けられ、無事麻酔から覚めたときの事だそうです。お医者様が記憶を確かめるために、いくつか質問をしたそうです。名前とか住所とか生年月日とか。お母様は質問の意図も分かったようで、いつも以上にハキハキとした口調で答えていたそうです。
お医者様の質問は続きました。「市長さんの名前は?」するとお母様は非常に焦った様子で訴えたそうです。
「分からないけど、今分からなくなったんじゃないの。最初から覚えてないの!」
この話は何人かで聞いていたのですが、皆で「市長の名前は覚えておこう」と深く心に刻んだのでした。
思い出した話 その2
誰から聞いたのか、いつ聞いたのかも定かではないのですが、やはり麻酔から覚めた後の患者と医者のやりとりです。患者は無愛想なおじさんを想定して下さい。
いくつかの質問に続いて、お医者様が「奥さんの名前は?」と尋ねました。そのおじさんはぶっきらぼうに言ったそうです。
「呼んだことねえ」
ちょっと、萌え。これがホントの「ヤンデレ」ってやつですかね。では。
「病んでる」と「デレ」の合成語であり、広義には、精神的に病んだ状態にありつつ他のキャラクターに愛情を表現する様子を指す。