おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

松島へ

 乗り遅れた〜。さあ、どうしようか。

 取りあえず、逃した新幹線指定席をキャンセル。でも、ここまで来てすごすご帰るのも情けない。1本後の新幹線を調べると空席あり。よし、行こう!

 11時30分、松島海岸駅到着。先ずはお昼がわりの甘いもので腹ごしらえ。女子旅だからね。

 ネットで見つけておいた和菓子屋さん直営のカフェで『あんこパフェ』を頂きました。干し杏の酸味がアクセントになっています。「干し杏って、パフェに合うの?」なんて、 あんずるより、ってやつですね。

 海と五大堂が見えると紹介されていたカフェでしたが、カーテンが降りていて眺望はのぞめずでした。まあ、あまり待たずに座れただけでもラッキーだったようです。人気のお店で、結構並ぶらしいです。この日は平日でしたが、観光客は結構多かったので。お昼時だったのが功を奏したのかも。スウィーツ好き女子(笑)で良かった。

 あまり時間の無い旅なので、最初から、見学するのは『五大堂』と『瑞巌寺』と決めていました。

 カフェのすぐ向かい側にある『五大堂』は、境内の外にありますが瑞巌寺の仏堂で、伊達政宗公が造営し、五大明王像が安置されていることからその名があるそうです。

 

 

 あまりいい写真ではないのですが、五大堂がどういう場所に建っているかお分かりいただけますでしょうか?

 最初にこのロケーションを見て思ったのは、

 「よく被害を免れたものだ。それとも部材を回収して再建したの?まさか」

ということでした。

 3.11の震災では宮城県も大きな被害を受けました。こんなに海のそばに建っているお堂が津波の被害を免れたなんて、信じられないと思いました。ところが、奇跡のような事はあるもので、ここ松島湾にも確かに津波は押し寄せたそうです。にもかかわらず、湾の地形、そして湾に浮かぶ島々が防波堤の役を成し、あの大災害にあって、五大堂は流されることなく、この地に建っているのだそうです。

 無事だった五大堂の姿は、どれほど住民の方々の慰め・励ましになったことか。観光客で賑わう今の松島に、なんだか私も励まされる思いがしたのでした。続く。