おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

スズランテープ②

 スズランテープについて検索していると、「レコード巻き」という言葉に出会いました。

スズランテープ 470m 白

 写真のスズランテープやセロテープなどのように、芯からずらさずに、テープを重ねて巻いていくのが「レコード巻き」です。これに対して、

 

紐 なわ 結束 ブラウンカラーPPテープ100mm×1000m (茶色)10巻まで同梱可

  

 こちらのPPテープやミシン糸のように、芯の幅を行ったり来たりしながら巻く方法を「トラバース巻き」というのだそうです。「トラバース」とは横断という意味で、登山用語では縦走という意味もあるそうです。

 今回、「レコード巻き」「トラバース巻き」という言葉に出会い、改めて、「何にでも名前というものはあるものなんだなあ」という思いを深くしました。

 

 ところで、昨日の記事では、PPテープで編み物をすると手が痛くなると書きました。

 実は私は息子その1を出産した後、慣れない育児が原因で両手首の腱鞘炎を患ったのでした。今までの人生で息が止まるほどの痛みの経験と言えば、「ぎっくり腰」「四十肩」そしてこの時の「腱鞘炎」ですね。どれも、なんともない時はなんともないので、つい痛みを忘れて不用意な動きをしてしまうのです。そしてその次の瞬間に襲いかかるあの痛み。30年近くたってもあの時の痛みは忘れられないので、手首の痛みには慎重な私なのです。「これはヤバいかも」そう思ったときには無理をせず、休めるようにしています。少しは成長したということでしょうか。

 話は変わりますが、「ものの名前」と書いていて思い浮かんだのですが、津軽弁には痛みを表す言葉に「痛い」と「やむ」(標準語の病むとは違うのです)という二種類があるのです。つい先日友人と、たまたま話題にあがったばかりなのです。

 その友人の解説によりますと、「痛む」は他から加えられる痛みで、「やむ」は自発的な痛みということのようなのです。でも、「頭痛くて」とも言うし「頭やんで」とも言うし、私には違いはよく分からないのです。ただ、根っからの津軽人のお年寄りは、「痛むとやむは違う!」とキッパリとおっしゃるのです・・・。

 そうそう、痛みの表現として津軽弁で忘れてはならないのが、腹痛を表す「にやにやする」という言い方です。「お腹がにやにやする」というように使います。そう言われても、津軽人以外には「はあ?」ですよね。私もよく分からないので、そう言われたときは、にやにやと曖昧な表情でいるしか無いのです。方言って、結構頭の痛い問題であったりもしますね。

 

 今日はスズランテープの巻き方から始まって、なんだかとりとめの無いことを書いてしまいましたが、こういうのを「くだを巻く」というのでしょうか。お許しを。では。