おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

スズランテープ①

 高校生の頃、体育祭なんかで、応援の「ポンポン」をクラスのみんなで作りませんでしたか?荷造り用の紐をぐるぐる巻いて束にして、それを細く細く裂いて・・・。あの紐が「スズランテープ」です。

 「スズランテープ」とは本当は製造元の商標なのですが、「セロテープ」や「ホッチキス」などと同じく、一般名として結構浸透しています。現在では紙の紐が環境のために使われていますが、昔は古新聞を束ねるために一家に一巻き、必ずあった商品ではないでしょうか。今は新聞をとっている家さえ少なくなり、スズランテープの出番もめっきり少なくなっているかと思われます。

 ところが、意外や意外、思わぬところで、「今、スズランテープが熱い!」という状況のようなのです。いえ、もしかしたら私が知ったのがつい最近というだけで、ずっと前から流行っていたのかも知れません。

 私はYoutubeで知ったのですが、スズランテープを初めとした類似の商品(PPテープなど)が手芸用(主に編み物用)の材料として人気なのでした。私も早速一つ作ってみました。水に強いというPP(ポリプロピレン)の特徴をいかし、温泉バッグにしようと思います。

 

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 手芸用として人気のためか、製造元でも何色もの色を展開しているようです。私のは良くあるブルーで編んだのでいかにもPPテープですが、黒や茶で編むと凄くシックな作品に出来上がるようです。

 ただ、スズランテープやPPテープの欠点としては、固くてすべりが悪く、手が非常に疲れるので、長い時間は編み続けられないという事があります。小さいバッグですが休み休み、何日かかけて完成させました。この事は皆さん共通のお悩みのようで、類似品の中で、比較的柔らかい物や扱い易い物が紹介されていたりします。そういう所もYoutubeの便利で凄い所ですね。

 中でも、農業資材の会社で作っているらしい「農家のひも」という商品シリーズの、「誘因ひも」がとても編みやすいという動画が、私の目を強く惹きました。編んでみたいと思いました。でも、ネット通販では送料がかかるので、市内で売っている店舗がないか、ウロウロ探しているところです。

 それにしても、「農家のひも」って、何だか「仕事しない旦那」みたいな連想が浮かんでしまうのですが、私だけではないでしょう?

 しかもその中に「誘因ひも」っていうのがあるなんて・・・。一体何を引き起こす「ひも」なのでしょうか。私の想像は「スズランテープポンポン」のようにフワフワと、そして悪趣味に膨らむのでした。そう言えば、スズランって可憐な姿に似合わぬ、強い毒のある植物でしたね。続く。