おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

「ピザ」きっかけの「検疫」のうんちく

今週のお題「ピザ」

 

 今週のはてなブログお題は「ピザ」ですが、二年前のちょうど今頃にも「ピザ」のお題が出たことがありました。

 その時書いたのがこちらの記事です。

chokoreitodaisuki.hatenablog.com

 

 上の記事にある写真のピザは「クアトロフォルマッジ」という、4種類のチーズを使ったピザです。イタリアは勿論、日本でも大人気ですね。

 

 さて、ちょっとした偶然なのですが、先日、食料品売り場で下のピッツァを購入しました。

 

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 何が偶然かと言いますと、

 ①はてなブログ今週のお題が「ピザ」だったこと。

 ②このピザが2年前に取り上げたのと同じクアトロ(4種類)・フォルマッジ(チーズ)だったこと。

 ③そして、4ならぬ、40%引きだったこと。

 こちらのピザはちょっと高級な商品でして、定価だったらまず買うことはないのです。が、割引率が高いと元値の高いものを買った方がお得な気分になるという罠にまんまと嵌まり、買ってしまいました。

 

 買って良かったです。美味しかったし、それ以上にオイシかったのは、ちょっとしたうんちくと言いますか、ブログネタをゲット出来たことです。

 

 イタリア語は全然分からないのですが、ピザのお陰で「数字の4はクワトロ」「チーズの複数形はフォルマッジ」ということは覚えました。今回、40%引きのシールを見ているうちに、40のイタリア語は何だろうと興味が湧き、調べてみました。

 イタリア語の40はquaranta(クワランタ)。そして、そのクワランタから辿り着いたのが「検疫」です。

 新型コロナウイルスで注目された、港湾や空港で行われる「検疫」ですが、英語ではquarantine(クワレンティン)と言うそうです。クワランタとクワレンティン、似てますよね。それもそのはず、英語のquarantineは、40日間を意味するイタリア語のベネツィア方言quarantene(クワランテーナ)を語源としているのだそうです。

 なぜベネツィア方言の40日間が「検疫」を意味する英語の語源となったのか。

 それは14世紀のペストの流行に関係があります。疫病がオリエントから来た船から広がることに気付いたベネツィア共和国では、船内に感染者がいないか確認するため、ベネツィアに入港する船は40日間洋上に留め置いたのだそうです。そのことから、40日間=検疫という英語が生まれたということです。

 

 14世紀のペストの流行は世界史上あまりにも有名な「事件」過ぎて、逆に遠い昔の、それこそ歴史上のお話のようにばかり思っていました。同じ「疫病」という災いが、21世紀の今日、自分の身に降りかかるなんて。

 新型コロナウイルスのニュースが出始めてから、かれこれ一年になろうとしています。生活は確実にその影響を受けているというのに、なんだかいつまでたっても現実離れしたような、どこか捉えどころのない気分もあるのです。

 自分の人生で、まさかこんな事態に直面することになろうとは・・・。

 一日も早い新型コロナウイルスの特効薬やワクチンの開発が期待されます。家族・親戚や友人知人と気楽に楽しく集まって、「はいチーズ!」と笑顔の写真が撮れる日が待ち遠しいです。クワトロフォルマッジの溶けたチーズのように、首を長~く伸ばして待っているのです。では。