おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

今日もまた一つ、賢くなってしまった

 何気なくつけたテレビで、世界遺産であるフランスの『ミディ運河』について知りました。そして、「運河」そのものについて、そうだったのか~!!!と、!を3個つけても付け足りないくらいの新知識を得たのです。

 

 「運河」って水平なんですって。知ってました?

 そう言われてみると、今までに目にしたことのある運河は、国内外、大小にかかわらず、ほとんど「流れ」というものがなかったような気がします。言われてみないと気づかない事って、本当にあるものですね。いくつになってもそう思います。

 

 番組では「なぜ水平でなければならないのか」はすっ飛ばして、ミディ運河が高低差を克服するためにどのような工夫を凝らしているかについて、詳しく紹介していました。

 勿論、その工夫と克服の苦労も凄いのですが、運河初心者の私としては、「なぜ水平?」なのかにも一言触れてほしかった。そういうことが気になってしょうが無い性分なので。それとも、「なぜ?」と思うのはごく少数派で、「当たり前じゃん!」なの?

 まあ、日曜の夜でもあるし、「なぜ」派のために話をすすめたいと思います。

 

 ネットで調べたのですが、はっきりとその謎に言及しているページは見つけられなかったのですが、断片的ないくつかの記述を私なりにつなぎ合わせてみたところ、だいたい次の二つの理由があるようです。

 一つは安全性のため。高低差のある運河では、速い流れがあったり、また天候によって急流が発生したりするため、運行に危険が生じることが考えられます。

 二つ目は効率的に運行するため。高低差による流れがある場合、流れに逆らう方向の運行はコストが高くなるということのようです。

 これら二つの他にも理由があるのかもしれません。ご存じの方は教えて下さい。

 

 さて、運河を建設する際、ほとんど平らな地形である場合には、簡単に水平な運河を建設することが出来ます。対して、高低差のある地形で建設する場合には大きく三つの方法があるそうです。これもネットで調べたものです。

1.ロック方式 船をロック(水門)とロックの間に閉じ込め、水量を調節し、上げ下げする

2.インクライン方式 勾配にレールを敷き、ケーブルカーのように引っ張る

3.リフト方式 船を浮かべたケージを上げ下げする

 

 ちなみに、あの『スエズ運河』は、地中海と紅海の海面と同じ高さの水平な運河なのだそうです。なので、満たされているのは海水です。一方、『パナマ運河』は途中に山があるためロック方式で造られており、淡水で満たされているのだそうです。

 

 いかがでしたか?

 何気なくつけたテレビでも、こうして新しい知識の扉が開くことがあるのです。

 うんが良ければ、ね。では。

 

 ↓ 運河と言えば、ベネツィア

f:id:takakotakakosun:20200209194720j:plain