おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

白岩森林公園登山 出発

 去る日曜、好天に恵まれた中、今年の初登山をしました。

 昨年から始めた山登り。決して体力・脚力がある方ではないので、「初心者歓迎」の文字にすがって入会した山のグループ。なのに、なぜか皆さん(おじ様は勿論、私より絶対に年上のおば様達も)いつもすいすいと、涼しい顔で登って行くのです。私だけ異次元の旅人・・・。

 

 今回のアタックは白岩(456m)。弘前市のお隣、平川市の白岩森林公園の山頂です。リーダーの「今年最初ですから、今日は軽めに行きます」の挨拶で出発です。

 歩き始めるやいなや、いきなりの登り。しかも結構きつい。それがず~っと続くの。ああ、先頭を行く案内人の方、あなたは「休憩」という日本語を忘れてしまったの?「ペースダウン」という英語はご存じないの?

  いつも通り、「私はなんでこんな所に居るんだろう?いつもなら、ソファでテレビかネットをみている頃なのに」と思い始めた頃、「少し休憩~」の声。助かった~。良かった~、ガイド氏、日本語は忘れてなかったのね~。

 水分をとり、汗を拭き、また登り始めます。傾斜は少し緩くなった気がしますが、山なので、ずっと登りです。昔友人から聞いた、三宅裕司氏の奥さんの逸話を思い出しました。

 「アンケートの趣味の欄に、登山、カッコ、下山を含む、って書いたんだって」

 そうよね、山に登ると書いて「登山」。登るからこそ「登山」です。頑張ります。

 

 そして、次の休憩は偶然の形でもたらされました。ガイド氏がギンリョウソウ(銀竜草)を見つけ、メンバーに示しました。初めてギンリョウソウを見るというメンバーもおり、じっくり眺めたり写真に撮ったりに時間を費やしたのが、私にとっては嬉しい休憩になりました。

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 ギンリョウソウは葉緑素を持たない腐生植物で、葉も無いところにいきなりニュッと白く姿を現すところから、「森の幽霊花」と呼ばれるそうです。密集・密接するとは、幽霊花らしからぬ有様ですね。

 私は山野草の知識が豊富な方に強い憧れがありまして、私もなんとか名前を覚えたいとは思うのですが、悲しいかな、せっかく教えて貰っても片端から忘れてしまうのです。でも、このギンリョウソウだけはあまりに特異なその姿の故か、はたまた「幽霊花」という別名の面白さの故か、15年ほども前に教えて頂いた、その一回で覚えることが出来たのでした。特異なものを覚えるのは得意な方なので。

 

 私にギンリョウソウを教えて下さった方は、それから数年後、鬼籍に入られました。山を愛すること並々ならぬものがあった方です。あの世でも登山を楽しんでおられるでしょうか。あの世にもギンリョウソウはあるでしょうか。あるとしても、あの世では「幽霊花」とは呼ばれないでしょうが。

 こんな風に、あれこれと想像を巡らしたり、懐かしい人を思い出したり。山を登りながらの楽しみもいろいろあるものです。

 さあ、「山頂まであと少しです」の声が聞こえます。もうひと頑張り、頑張ります。続く。