おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

「山登り」の途中ですが、横道へ

 昨日から「白岩森林公園」に登った事を書き始め、今日はその続きの予定だったのですが、NHKの朝ドラ『エール』があんまり楽しくて、書かずにはいられません。

 

 朝ドラ『エール』はとにかく物語が明るくて、登場人物もハッピーな面々。何かと暗い話題が多い今、気分良く朝を迎えるのにぴったりなドラマで、本当に良かったです。中でも、喫茶「バンブー」の奥さん(仲里依紗)とプリンス・久志(山崎育三郎)の二人は、「こんな奴ら現実には絶対居ないから」というキャラ設定なのに、見事に説得力があるというか、役者さんって凄いですね。そして、このお二人に勝るとも劣らぬ濃~いキャラのミュージック・ティーチャー(古川雄大)。もう出番は無いと思っていたところに、昨日、久々の登場。しかも、プリンス久志とバチバチと火花を飛ばし合い(本当に目からビームを出してました)、美声を競い合う。あんまり面白くて、朝と昼と二回見てしまいました。

 そして今日。

 素晴らしい!さすがはNHKと言うべき豪華な演出でした。

 新人歌手オーディションの場面だったのですが、大人気のミュージカル俳優という上述のお二人が歌声を聞かせるのは想定内ですが、さらに。徳永ゆうき、彩青といった本物の歌手が登場し美声を響かせたのです。徳永ゆうき氏に至っては、特技の鉄道アナウンスや高速指ぱっちんまで披露するという大サービスぶり。

 さらに、さらにですよ、これは一定年齢以上の視聴者へのサービスだと思うのですが、あの殿様キングスの宮地オサム氏も登場、変わらぬ歌声を聞かせてくれたのです。

 朝の放送終了後は『朝イチ』という番組が、「朝ドラ受け」と言われるドラマについてのコメントで始まるのですが、今朝は博多華丸氏が「宮地オサムさんですよ。なみだの操」とビックリの表情で話していました。

 そして、その瞬間、「ああそうか!」と閃くものがあったのです。ドラマの中で宮地オサム氏に、「皆様のおそばにおいて欲しいんです」という台詞がありまして、なんとなく違和感があったんですよね。

 ♪ あなたの~けしてお邪魔はしないから~、おそば~に置いて欲しいのよ~

 そういうことか。『なみだの操』の歌詞だったのね~。そういうノリ、嫌いじゃ無いわ。

 

 そう言えば、今日の回で、ミュージック・ティーチャーが『バンブー』で紅茶を飲んでいる時、カップの柄が竹だったのは見逃さなかったわ。コーヒーカップは緑色の竹の形だったし。ああいう細かい演出も、もしかしたらさりげない「ノリ」なのかしら。もしメーカーが「ノリタケ」だったら最高なんだけど、私的には。

 ということで、随所に「遊び」がちりばめられた今期の朝ドラ。心してみなければと思ったのでした。観ていない方にも、今日の回だけは、是非再放送をと思うのです。歌謡ショーとして、ノリノリでご覧頂けると思うので。では。