5月13日の拙ブログにて「花布巾」を作ります、出来たら紹介します、と書きました。
大昔に買ったキットも見つかり無事完成しましたが、私の勘違いで、こういうものは「花布巾」ではなく、「刺し子の布巾」と言うらしいです。こちらです。ご覧下さい。
そもそもこの布巾を作ろうと思ったのは、ご飯を炊いたお鍋にかぶせるためでした。
毎朝、NHKの朝ドラ『エール』を見ているのですが、最近、食卓のシーンでおひつの蓋と本体の間に布巾を挟んでいるのを目にし、おひつにご飯、「ああこれこれ」と懐かしく思いました。昭和の風景だあ・・・。
その「ご飯」からの連想なのですが、皆さんは「山口良忠」という方はご存じでしょうか?私はお名前は知らなかったのですが、有名な逸話は子供の頃に親から聞いて知っていました。その逸話を今回Wikipediaで確認し、初めてお名前を知りました。
是非、下のWikipediaを読んで頂きたいのですが、一応簡単にまとめておきます。
判事・山口良忠(やまぐちよしただ 1913年(大正2年)~1947年(昭和22年))
戦後の食糧難の時代に、取り締まる立場の自分が「闇米」を食べるわけにはいかないと、闇米を拒否。配給食糧のみを食べ、その結果、栄養失調で餓死したことで知られる。
黒川東京高裁検事長が、産経新聞社社員2名・朝日新聞社社員1名と、緊急事態宣言下の自粛が求められる中、賭け麻雀をしていた、というビックリ仰天のニュースが流れました。黒川検事長は事実関係を認め、辞任するそうです。
「検事長が賭け麻雀!しかも選りに選って緊急事態宣言下に」という非難が世間・政界の大勢のようですが、私は、本当の問題点はそこではないと思います。
公正中立、あらゆる権力から離れた立場であるはずの検察官が、大権力とも言うべき大手マスコミ社員と友達で、しばしば仲良く雀卓を囲んでいた
これ、恐ろしくないですか?
ねえねえ、あなた達、麻雀しながらどんなお話してたの?マスコミに何か不都合があった時は、やっぱりお友達だから忖度とかあったんでしょう?
10000歩譲って、産経新聞の言う「取材」ということであれば「仕事上のつきあい」なのかもしれませんが、朝日の社員さんは「個人的行動」(22日東奥日報)だそうで、緊急事態宣言下でも会う友達って、『ドラえもん』の登場人物『ジャイアン』のいう「心の友よ~」ですか。どちらがジャイアンかはわかりませんが。
現職の東京高裁検事長(日本の検察のナンバー2)が、マスコミとズブズブだったなんて。闇米を拒否するような清廉潔白さまでは求めませんが、せめてその給料に見合った節度は持って頂きたいと思います。
また、同じ東奥日報の記事で気になったことがもう一つありました。
同じ不祥事でも、どういう立場の人間(地位・肩書き)が起こしたかによって、当然その道義的・社会的責任や、場合によっては罪の軽重まで違ってきますよね。その記事で朝日新聞は、産経の社員の一人は「次長」と明かしています。(次長ってどのぐらい偉いのかちょっとわかりませんが、部長の次ぐらい?)ところが、自分のところの当該人物は「50代の男性社員」としか発表していません。50代で、産経の次長や検事長としばしば雀卓囲むお友達、とても平社員とは思えません。これは隠蔽にはあたらないのでしょうか。
私は暇なおばさんなので、刺し子をしながらあれこれ事件について考えていくと、疑惑は深まるばかりなのです。
一番の謎は、文春さんがどうやってこのスクープを掴んだか、つまり、「誰が黒川検事長を刺したのか?」ということです。今週の木曜日に発売された号に載ったということは、記事が書かれたのは遅くとも先週の頭ぐらい?その頃は、世間では「定年延長法案は通り、黒川氏は次期検事総長か」という声も聞かれていましたね。皆さんも推理してみて下さい。スティ・ホ-ム中の娯楽の一つになるのではないでしょうか。
それと、これは全然関係ないのですが、東大卒の超お偉いさんの不祥事つながりで思う、私の「奥さん」としての感想です。
私だったら、自分の夫が「賭け麻雀やってたんですって」と世間からヒソヒソされるのも辛いですが、「出会い系バーで若い女の子にお金払ったんですって」って言われるのは絶対イヤ!そうだ、この記事は必ず夫に読ませなきゃ。
皆さんも、スティ・ホ-ム中の有意義な時間の使い方として、是非、ご主人や恋人に釘を刺しておいてはいかがでしょうか。では。