昨日の記事で検事とマスコミの癒着を憂いたのですが、そこから思いついたことをつらつら書きたいと思います。
俳優・モデルの松坂桃李さんって、イケメンですよね。お名前も本名だと言うことですが、まるで芸名のような美しいお名前です。
「桃李」というお名前は中国の故事と司馬遷の『史記』という、同じ言葉でありながら出所の異なる二つに由来するのだそうです。そして、その二つはお父様とお母様、それぞれの願いのよるところなのだそうです。
司馬遷の『史記』に書かれた「桃李もの言わざれども、下おのずからみちをなす」とは、「スモモや桃は何も言わないが、花や実に惹きつけられて人が集まり、その下には自然に道が出来る」という意味です。そういう人徳のある人になって欲しいと、お父様が願いを込めたそうです。
中国の故事「桜梅桃李」に願いを込めたのはお母様で、桜、梅、桃、李、それぞれの美しさがあるように、「自分らしさを大切に」という思いだそうです。
スモモや桃は日本でも人気のある果物ですが、上に書いたような故事などを見ますと、中国での人気は絶大なのでしょうね。
李下(りか)に冠を正さず(スモモの木の下で冠の曲がりを直すと、実を盗もうとしていると疑われる。人に嫌疑を受けるような行動は避けるように。)と言われるのももっともです。
この言葉は、黒川検事長に心に刻んで置いて頂きたかったなと思ったのですが、と同時に、改めて自分も気をつけようと思いました。
それは、世の中がコロナ禍のせいか、とてもとてもピリピリしているように感じられるからです。自粛警察という言葉も生まれ、いつどんな所で批判の眼差しにさらされるかもしれないと思ってしまうのです。
本当はこんな時だからこそ、そんなことで萎縮してしまうのではなく、お互いに思いやりと助け合いの精神を発揮したいとは思うのですが・・・。
特に政治家の皆さんには、ぜひ党利(とうり)党略を越えた、国民のための行動をお願いしたいと強く思うのです。
余談ですが、李下(りか)に冠を正さずの前には、
瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れずがつきます。意味は、ウリ畑でクツを直すとウリを盗むと思われるからやめろ、ということです。
私は、この記事を書く前に勝間和代さんの「ヘルシオで焼くトーストが美味しい」という記事を読み、今、ヘルシオが欲しくて欲しくてたまらないのです。でも、うちにはまだまだ使えるオーブンレンジがあるので、買うことは出来ません。でも、売り場で目にしたら危ない。なので、このヘルシオ熱が冷めるまで、
家電に靴を入れず!(家電売り場には行かないぞ!)
これを守りたいと思います。(第一、不要不急でしょ、自分!)では。
↓ 小さな冠をつけたタンポポの綿毛。可愛い!