おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

近くへ行きたい 1

 はてなブログ今週のお題は「遠くへ行きたい」です。このお題を見たとき、「そうだよね、遠くへ行きたいよね」「みんな、どこかへ行きたいと思っているよね」としみじみ思いました。

 

 弘前では4,5日前に、もの凄い寒さがぶり返して来て、そういうときは気持ちも縮こまってしまって、家でジッとしているのが一番と思うのですが、今日は久しぶりの好天。そうなりますと、かなり出不精な私でも「出かけようかな。出かけたいな。出かけよう」となるのです。それに少しは体を動かさないとね。どんどんデブ性になっていて、このままでは大変なことになるし。

 

 桜の期間中閉鎖されていたお城(弘前公園)が、解放されました。そうだ、そうだ、お城に行こう。

 思い立ってから行動に移すまで、時間のかかるのが私の欠点。もう、3時半過ぎです。でもものは考えよう、すぐに気持ちの切り替えが出来るのが私の長所。

 この時間だったら人も少ないだろう。意識しなくても「三密」が避けられて、ゆっくりお城を自転車で回れる。決定、自転車で出発だ。

 弾む気持ちでペダルをこいでいると、面白いものに遭遇。

 そうなんですよねえ、楽しい気分、明るい気分でものを見ると「面白い」発見があるんですよねえ。同じものを見ても、不機嫌だったり辛い気持ちの時は「面白い」と感じる余裕はないでしょうね。

 

 皆さんにも私と同じく、これを面白いと思って頂けると嬉しいのですが。ちょっとややこしい説明がいるのです。

 

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 電気工事が行われていました。工事している会社は「平賀電気商会」。

 平成の大合併で今は平川市となりましたが、昔、『南津軽郡平賀町』という町があったのです。そちらの会社なので、地名からつけた社名だと思います。読みは「ひらか電気商会」。

 そして、電気と言えばエレキテル(静電気の発生装置)。

 エレキテルと言えば平賀源内。

 たまたま地名からつけた電気工事の会社の名前が「平賀」なんて、ちょっと胸アツ。皆さん、賛同して頂けますでしょうか。

 (ちなみに、ピン芸人・世界のナベアツさんは落語家・桂三度になりました)

 

 そしてお城で再び胸アツ。(最近この言葉がお気に入り)

 

 今、弘前公園では天守閣を移動させての石垣修理が行われておりまして、公園内の一角に資材置き場があり、その周りに「囲い」が巡らせてあるのです。そして、ただ「囲い」を巡らせておくのは殺風景だろうとの配慮なのか、「弘前公園桜祭り」のポスターが年代順に貼られているのです。

 

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 ほとんどが天守閣をメインに据えた「写真」のポスターである中で、二点、他とは違う目をひくものがありました。

 

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 棟方志功です。私は「絵の良し悪し」などは全然分からないのですが、一流の作家というものは、その人独自の作風、自分だけの世界を持っていると思うのです。棟方志功はまさにそういう作家です。一目で「棟方志功だ!」って分かりますものね。

 

 そして、もう一点。

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 こんなところで、三田佳子を見たわよ~。なぜ「弘前公園桜祭り」のポスターに三田佳子さんなのか。詳細はこちらをお読み頂ければと思います。↓

 

chokoreitodaisuki.hatenablog.com

 

 ちょうど二ヶ月前に書いた、三田さん主演の大河ドラマの記事。それが目の前にポスターで現れるなんて。個人的に、とっても胸アツなんですけど。

 軽い気持ちでの近場へのお出かけ。思いがけない「いのち」の洗濯になりました。続く。