おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

「いのち」頂きました

 先日来客があり、お土産に弘前市のお菓子メーカー「ラグノオささき」の人気商品「いのち」を頂きました。

いのち(アップル5個&抹茶5個)

 

 「いのち」はフワフワのスポンジのなかにカスタードクリームとジャムが入っておりまして、コロンと丸い形も愛らしいお菓子なのです。全国的に有名な仙台銘菓「萩の月」にちょっと似ています。私の個人的嗜好としては「いのち」に軍配があがります。「萩の月」はちょっと香料が強すぎる気がするので。あくまで個人の感想ですが。

 

 そもそもこのお菓子がなぜ「いのち」という不思議なネーミングなのかと言いますと、それはNHKの大河ドラマに因むからなのです。

 昭和61年、脚本橋田壽賀子、主演三田佳子で放送された第24作目の大河ドラマ、それが「いのち」です。このドラマは青森県弘前市が主要な舞台となっており、それに乗っかってと言いますかあやかってと言いますか、生まれたのがカスタードケーキ「いのち」なのです。そして、現在でも人気商品としてリニューアルを経ながら販売され続けているのです。また、主人公・未希にちなんだリンゴ「未希ライフ」という品種も誕生したのですが、こちらはあまり見かけない気がします。

 

 ほとんど時を同じくしてうまれた「いのち」と「未希ライフ」ですが、その後に辿る運命はそれぞれで、当たり前の事ですが、先のことは分からないわけです。大河ドラマの主役という、女優として大成功を収めていた三田佳子さんだって、その先に母としての苦渋の日々が待っているなんて、全く思いもしなかったことでしょう。

 世間ではTwitter四コマ漫画の「ワニ」が話題のようですが、明日のことは分からないということが、本当に身につまされる今日この頃です。

 と同時に、改めて「命」というものについても考えさせられるこの頃なので、「いのち」についても考えてみたのでした。

 

 また、この記事を書くに当たり、Wikipediaの「ラグノオささき」のページを読んでみました。そうしましたら、次のような記述があったのです。

 

 社名の由来は、「酪農」の津軽弁訛りであると誤解されることが多いが、実際はエドモン・ロスタン作の戯曲シラノ・ド・ベルジュラック」に登場する菓子職人の名前、ラグノー(ラグノ、ラグノオ)から。

 

 そ、そんなあ~、「酪農」の津軽弁訛りで「ラグノオ」なんて、そんな誤解してる人、います?いませんよね。いないと思いたいです。知らの存ぜぬで。では。