おばあさん見習いの日々(ダジャレ付き)

1961年生まれ。丑年。口癖は「もう!」

マスクを作りました

 私は滅多に風邪もひかず、幸い花粉症に悩まされることもなかったので、マスクを使うことはほとんどありませんでした。また、北国では寒さ対策の意味でマスクを用いる方も多いのですが、私は冬場は車に頼る生活なので、その点でもマスクは不要でした。

 ところが、今回の新型コロナウイルス騒ぎです。「マスクは他人にうつさないための物」と言われては、着けないわけにはいきません。でも、市販品は到底手に入らない。そこで、手作りです。

f:id:takakotakakosun:20200416194000j:plain

 プリーツ型と立体型と、それぞれ何枚か作りました。作る作業自体は楽しいのです。本当は沢山作って、欲しいという方には差し上げたいのですが、今は材料の調達が難しい。

 マスクの本体自体は、手元に「さらし」があったのでどうにか出来るのですが、まず「ゴム」が手に入らない。2週間ほど前に、「ストッキングを切って使うと、凄くいいマスクゴムになる」と聞きまして、白いストッキングを買いに行きました。

 時既に遅し。売り場の方がおっしゃるには、「白ストッキングは発注しても入ってこない」ということでした。皆、考えることは同じなのねえ。最悪、黒や肌色のストッキングを使うことになるかもしれませんが、今はまだそこまでの踏ん切りがつかない状態です。手持ちの「ゴム」をかき集めて作っています。

 

 ニュースでは、今年はミシンの売り上げが普段の何倍にもなっていて、生産が追いつかないとか。用途は当然マスク作りでしょうね。ガーゼ・さらし・ゴムが手に入らないというのは想定の範囲内ですが、ミシンが欲しくても入荷待ちなんて、本当にびっくりです。

 しかも、びっくりにトドメを刺したのが、「ミシン糸」。マスクは、小さい割にステッチをかける部分が多く、案外糸を食うのです。十日ほど前に、友人が用事で我が家に立ち寄ることになり、「ついでに白のミシン糸を買って来て欲しい」とお願いしてしまいました。快く引き受けてくれた友人から、しばらくして電話が来ました。

 「白の普通のミシン糸は全部売り切れ。厚地用しかないけど、どうする?」

電話口で、「えーっ!」と叫んでしまいました。白のミシン糸が手に入らないなんて・・・。衝撃でした。足元の地面がミシンミシンと音をたてて崩れていくようでした。(うそです。ダジャレを言いたいがために、大げさに書きました。許して)

 

 結局その友人からは厚地用の糸を買ってきてもらい、比較的糸の消費が少ない立体型をメインに、ちょこちょこ作っています。汚れやすい物なので、替えは何枚あってもいいですし、最初はいらないと言っていた息子達も、時勢に鑑み「使う」と言うことだし。幸い、皆顔のサイズが同じぐらいなので、マスクを大きさ違いで作る必要が無いのが助かります。

 あれ、私と息子達とは身長が10㎝以上違うのに。なんで?なんで顔の大きさは同じ?ちょっと引っかかるところでしょうが、ここは深く追求せず、「覆い隠して」おきましょうね。マスクの話題なのですから。では。